新市場戦略

科来日本

MARKET STRATEGY

事業をより堅牢に
中国発ネットワーク解析技術の専門家「科来」の実力

経営の展開には、取引先や支社も含めた広域なデジタルネットワークの堅牢性を担保することが不可欠である。今年日本進出を果たした科来日本にネットワーク解析技術の重要性を聞いた。

The voice of person in charge

やり取りする全データを常時性能解析ネットワークとしての脆弱性や攻撃に迅速・適切な対処

たとえ最先端セキュリティー対策を導入したとしても、事業上に潜むネットワークとしての脆弱性を踏み台にしたサイバー攻撃のリスクが残ります。ネットワークの性能を解析して堅牢性を担保する「Colasoft」ならば、円滑かつ強靱なビジネスを支えます。

科来日本株式会社 代表取締役CEO 三浦 孝康

堅牢なネットワークは競争で打ち勝つビジネスの大前提、新たなNPMD手法で支える

 デジタルネットワークを介した情報のやり取りやコミュニケーションは、ビジネス上の多くの業務に欠かせない。「堅牢で安定したパフォーマンスを発揮できるネットワークの活用は、競争力の高いビジネスを展開する上での大前提だと言えます」と科来日本 代表取締役CEOの三浦孝康氏は語る。

 科来は、パケットレベルでのネットワークトラフィック解析技術の研究開発を専業とする、2003年に設立された中国 四川省成都市に本社を置くIT企業である。ネットワークのフル活用が求められるビジネスパフォーマンスの発揮を目的としたNPMD(Network Performance Monitoring and Diagnostics)の分野において、ネットワーク解析技術に基づく革新的ソフトウェアとパケット解析ソリューション「Colasoft」を開発・提供している。

 「Colasoft」は、中国人民銀行、中国銀行、広東省に本社を置く中国招商銀行、中国移動通信などの大手企業も含む、あらゆる金融・通信キャリアに導入実績がある。そして今年、未開のNPMD市場である日本に参入。企業や各種機関のネットワークの改善に向けた活動を開始した。

事業を行き交う全通信パケットの性能を解析堅牢性を分かりやすく視覚化

 NPMDとは、堅牢なネットワークを構成するため導入されている先進的なネットワーク解析手法である。

 もちろん、最新のネットワーク技術の導入に積極的な企業は日本にも多い。しかし、三浦氏は「例えば製造業では、製品を作るための部材調達から生産、販売、供給まで、事業上のすべての関連企業において、一貫した堅牢性に基づくネットワークの構築が求められるようになりました」と語る。

 近年、セキュリティーに多くの予算を割くことが難しい支社や支店、さらには取引先企業を攻撃の踏み台として本丸である大企業を狙うサイバー攻撃が後を絶たない。日本においても、大手自動車メーカーに部品を納入するサプライヤーがランサムウェアの攻撃を受け、複数工場の生産ラインが停止に追い込まれるような例が出たのは記憶に新しい。

 22年4月、防衛装備庁は「防衛産業サイバーセキュリティ基準」を新たに整備。この基準には、近年多様化するサイバー攻撃から企業の重要な情報を守るためのガイドラインが明記されており防衛関連の事業に携わる企業に事業上で一貫したセキュリティ基準の策定と実践を求めている。将来、同様の要請が防衛関連以外の企業にも波及する可能性は高い。

 そこで企業のビジネスパフォーマンスをどのように担保するかという課題の解決策となるのが、科来日本が提供する「Colasoft」だ。事業上の取引先の環境も含めたネットワーク環境全域を行き交うすべての通信パケットを捕捉。ビジネスネットワーク全体の堅牢性を経営層に近いIT部門でも分かりやすく可視化することで、業務に影響が及ぶ障害が発生しつつある場合には直ちに警告し、要所を押さえた対策を実行するための情報を提供できる。

Colasoft サーバー製品の導入イメージ

3つの製品の組み合わせでネットワークの状態をモニタリング解析「Colasoft」を堅牢性のアイコンに

 科来日本が提供する「Colasoft」は、大きく3つの製品で構成されている。パケット捕捉アプリケーション「Colasoft nChronos」、ビジネスパフォーマンス管理システム「Colasoft UPM」、ネットワークアナライザー「Colasoft Capsa」である。

 「Colasoft nChronos」は、解析対象となるネットワーク上に存在する各事業所のデジタル情報の出入り口となる基幹(コア)スイッチに設置する製品である。24時間365日そこを行き交う全パケットを取得し続けてデータを解析。あらかじめ指定したKPIに準じた可視化を実施する。

 「Colasoft UPM」は、経営層に近いIT部門やシステム管理者に、「Colasoft nChronos」で解析した結果を分かりやすいグラフやチャートで可視化、経営層にリアルタイムで共有が可能である。ビジネスパフォーマンスの低下につながる事態が発生した際には、迅速に問題点を検出し、適切な対処を可能にする。「Colasoft UPM」は配下最大30台の「Colasoft nChronos」の解析結果を統合管理できる。

 「Colasoft Capsa」は、ネットワーク技術者が持ち運ぶ端末に導入し、現場での対処を支援する情報を提供する。パケットの内容を現場で読み取ったり、パケットを再現(リプレー)して遡及的に解析したりできる。これによって、より迅速で適切なトラブルシューティングが可能になる。

 広域でのネットワークの堅牢性は時代の要請である。「堅牢なネットワークなくして、競争力の高いビジネスはできません。日本において、 『Colasoft』が多くの人が安心感を抱く堅牢性のアイコンとなるよう努めます」と三浦氏は語る。

Colasoft UPMの製品イメージ
ロゴ:Colasoft

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