広告企画 水ビジネス特集

荏原製作所

荏原製作所の「流体技術」で持続可能な社会へ激甚化する災害を防ぐ一方、
世界の人に水を届け
水や食べ物に困らない世界を

人類に脅威も恩恵ももたらす水。その水を創業以来110年の歴史で磨き上げてきたポンプ技術で操るのが、荏原製作所だ。同社では技術を駆使し、激甚化する豪雨災害を防ぐ一方で、生活に必要な水を世界の人に届ける。創業の精神「熱と誠」を原動力に、その時々の課題に挑戦し続けてきた。

豪雨の時、浸水被害から私たちを守ってくれる施設がある。それは、排水機場。溜まる雨水や水位が上昇する小河川の水をポンプでくみ上げ、大きな河川に排水する役割を担う。

その排水機場が、豪雨災害の激甚化とインフラの老朽化という課題に直面している。豪雨災害の防止・被害軽減へ、機能・設備の更新が求められる「大更新時代」だ。

高度経済成長期に整備された施設や激甚化に能力が追い付かなくなった施設での更新工事はすでに始まっている。そこには難題が付いて回る中、荏原製作所は創意工夫で課題を乗り越え、積み重ねた経験を生かしながら機能・設備の更新にエンジニアリングのノウハウを注いできた。

難題の一つは、工期の制約だ。排水機場はいざという時の稼働に備える必要から、年間を通じた工事は望めない。

「梅雨から台風までの時期を外し、綿密な工程管理の下で工事を進める必要があります。エンジニアリングの力が問われます」。執行役システム事業部長の太田晃志氏は語る。

施設管理者である国や自治体からの要望に応えるのも、容易ではない。災害激甚化で想定以上の雨水が施設内に流入することから、より低い水位でポンプを始動させたり排水能力を上げたりしようとすると、別の問題が発生する恐れがあるからだ。

性能低下を招く渦
開発したポンプで制する

徳島県の正法寺(しょうほうじ)川排水機場では、既設ポンプ3台分の排水能力を2台で対応する工事を実施した。排水能力アップで運転時に性能低下を招く渦が発生する恐れがあったが、従来のように土木構造物で対策を取る工程上の余裕がなく、ここでは渦対策に創意工夫を凝らした新しい排水ポンプを取り入れた。

正法寺川排水機場(徳島県) 完成から50年以上たつ古い排水ポンプを生まれ変わらせた

正法寺川排水機場(徳島県)完成から50年以上たつ古い排水ポンプを生まれ変わらせた

一方、排水機場の「大更新時代」には、従来のような機場ごとに最適設計された「一品・特注生産」のポンプ設備に加え、リダンダンシー(冗長性)を考慮した「小口化・規格化」されたポンプ設備も求められる。そうした時代背景の中、国土交通省が主導する「マスプロダクツ型排水ポンプ」の開発にも参画している。

量産のポイントは、ポンプの駆動に汎用性のある車両用のディーゼルエンジンを用いる点だ。すでに研究機関での実証試験を終えた段階。国土交通省は今年度、公募選定の6市町の現場で実証試験を行う予定としている。

安全・安心に過ごせるインフラを支える取り組みは、防災・減災だけでなく、被害復旧にまで及ぶ。その象徴が、自社で小型・軽量化を実現した専用ポンプを搭載する排水ポンプ車である。

「性能から見れば200㎏あってもおかしくないポンプの重量を人力で持ち運べるように約10分の1まで軽量化しました」と、太田氏は強調する。災害現場での復旧作業時の機動性が高まり、自治体からの引き合いも増えているという。

これらの事業を通じて目指すのは、「持続可能な社会づくりへの貢献」を果たすことだ。2030年度に向けた長期ビジョン「E-Vision 2030」の中で5つのマテリアリティ(重要課題)の一つに掲げるものである。そこでは、「安全・安心に過ごせるインフラ」だけでなく、「水や食べるものに困らない世界」を支えることも宣言し、2030年度には「世界で6億人に水を届ける」とうたう。

排水ポンプ車。人力で持ち運べる軽量の排水ポンプを搭載する

排水ポンプ車人力で持ち運べる軽量の排水ポンプを搭載する

技術力で届ける安全な水
野菜の栽培や魚の養殖にも

その実現を図るのが、生活や産業を支える給排水設備向けの汎用ポンプの販売だ。中期経営計画で2022年末までに海外10拠点の拡大を掲げる中、アフリカや中南米を中心に価値提供型の営業にも挑む。

ケニアの都市・マチャコスにある特別支援学校での取り組みが、それだ。グループ会社のEBARA Pumps Europe S.p.A.(EPE社)では顧客でもあるドイツのBoreal Light GmbHに協力する形で井戸水を飲料水として利用できる浄化装置を設置した。電力は太陽光発電で賄う仕組みだ。

学校や生徒の寮で飲料用や生活用とするほか、余剰分は一般販売する。東アフリカを担当する乗富大輔氏は「野菜の栽培や魚の養殖にも用いています。魚は給食で提供し、栄養改善につなげるなど、生徒のQOL(生活の質)向上にも貢献できています」と喜ぶ。

課題は、地下水の塩分濃度が高く、腐食の恐れがある点。EPE社では腐食防止に関する知識やノウハウを生かし、もともとさびに強いステンレス製のポンプを改良し、耐食性を一段と高めた。「安定供給を可能にする信頼性の高い技術で現地の課題を乗り越えられました。2021年には『第5回ジャパンSDGsアワード』でこの取り組みを評価いただき、特別賞を受賞しました。今後もアフリカの社会課題解決に挑戦していきます」(乗富氏)。

技術で、熱く、世界を支える――。荏原グループのミッションが今、国内外で果たされつつある。

ケニアの特別支援学校に設置した飲料水の供給拠点
余剰分は一般販売し、生徒はもとより、地域住民からも喜ばれているという

ケニアの特別支援学校に設置した飲料水の供給拠点余剰分は一般販売し、生徒はもとより、地域住民からも喜ばれているという

【YouTube The EBARA Channel】The Waterkiosk® Project in Machakos, Kenya supported by Ebara Pumps Europe

株式会社 荏原製作所

URL:https://www.ebara.co.jp/ E-mail:ebr-pr@ebara.com(IR・広報課)

TEL:03-3743-6111(大代表)

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