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カオナビ

これからの中心世代の力を引き出す
オープンなタレントマネジメントの仕組み

優秀な人材に選ばれる企業になるには

株式会社カオナビ 取締役副社長 COO 佐藤 寛之氏
株式会社カオナビ
取締役副社長 COO
佐藤 寛之
 変動制、不確実性、複雑性、曖昧性などで表現されるVUCAの時代。多くの企業が様々な変化に直面している。労働市場もその1つ。「企業と個人の関係も、環境変化に合わせてリシェイプしなければ優秀な人材に選ばれない時代です」とカオナビの佐藤 寛之氏は言う。

 キーワードとなるのはオープン、カスタマイズ、リアルタイムの3つだ。

 会社のミッションとビジョン、個人の仕事観やキャリアビジョンの重なりが大きいほど、社員はモチベーション高く仕事に向き合い、やりがいと成長を実感できる。それを実現するには、制度や評価などの基本的な人事施策だけでなく、日々のコミュニケーションを通じて、社員の考えていること、悩んでいることをつぶさに把握していくことが重要になる。

 「しかも、そのコミュニケーションの対象は、インターネットやSNSでの情報検索、発信があたり前の時代に育ったミレニアル世代が中心になっていきます。この世代は、ほとんどの情報は公開されており、あらゆる仕組みや情報は自分仕様に簡単に変更が可能、そしてSNSなどを通じて自分が発信した情報には誰かの反応があることがあたり前です。自分の知らないところで自分の情報がやり取りされ、決定に関与する余地のない、以前の人事文化とは正反対。つまり従来のままでは、新しい世代に選ばれ、能力を発揮してもらうのはタレントマネジメントを実践していくのは困難です」(佐藤氏)

鮮度の高い情報を集めて全社で共有

 オープン、カスタマイズ、リアルタイムの要件を網羅する「カオナビ」は、これからのタレントマネジメントに最適なサービスである。

 具体的にカオナビは、社員一人ひとりの顔写真、学歴、職歴、スキル、経験、そして個性などの情報をリアルタイムに一元管理、広く共有できるクラウド型のタレントマネジメントシステムである。

 人事は、MUST(やるべきこと)、WILL(やりたいこと)、CAN(できること)の3つを複合的に見ながら最適な配置や役割分担を見極めていかなければならないが、特にWILL、CANは時間経過とともに変化していくため「鮮度」が求められる。以前のやりたいこと、できることをベースに人事を決めてしまうと当然ミスマッチが発生する。

 それに対してカオナビでは、社員に関する多様かつ鮮度の高い情報を集約し、組織に眠っている人材情報を有効活用できる。例えば、社員が自分の考えていることや目指すキャリアをアップデートしたり、事業部が他部門の人材に興味を持ったりするなど、カオナビの情報を通じて全社の人事を活性化させることができる。

 また、人事部が自社に合った人材を採用するために、集約した情報を分析して採用ミスマッチ・ハイパフォーマー分析、人材配置・要因シミュレーション、ES調査などを行うことも可能だ。

 企業と社員のコミュニケーションの質と量を高められることが評価され、カオナビは規模、業界を問わず2000社以上で採用されている。

 例えば、ミドルマネジメント層の人材育成力支援を目的に導入したホンダロジスティクスは、人事データを基に計画的なジョブローテーションを実施し、誰もが納得できる異動・配置で、若手育成の成果をあげている。また立命館では、バックオフィスの人事部門DXの一環としてカオナビを採用。職員の意識改革につながり、業務効率化の面で大きな成果をあげた。「お客様同士がノウハウを共有し合う場も用意しています」と佐藤氏は続ける。

 このようにカオナビは、オープンな情報活用でタレントマネジメントを高度化する。新しい世代の力を競争力につなげる上でも大きな役割を果たすはずだ。
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