日経ビジネス

日経ビジネスLIVE 2022 Summer レビュー日経ビジネスLIVE 2022 Summer レビュー

人的資本投資の今をLIVE発信
人材育成や能力開発に発想の転換を

アウトソーシングテクノロジー

サーベイでは拾えない本音を把握
バイタル情報活用で職場環境改善へ

従業員や組織のニーズ、コンディションなどを調べて、魅力ある職場環境づくりにつなげる従業員サーベイ。アウトソーシングテクノロジーは、この従業員サーベイにPCやスマートフォンのカメラから得られるバイタル情報を組み合わせる手法を提案している。同社のサービスが、アンケートだけでは把握しきれない従業員の本音を引き出し、より良い職場環境づくりに貢献する。
株式会社アウトソーシングテクノロジー
イノベーションプラットフォーム部
ビジネス開発&マーケティングディレクター
伊藤 幸弘

 「魅力ある職場環境づくりやデジタル化、DX推進による省力化、人材の確保や育成をどうしたらいいかといった問い合わせを顧客企業から受けることが多い」。こう語るのは、アウトソーシングテクノロジーの伊藤幸弘氏だ。技術者の人材派遣などを手がける中で、人材に関連する課題を多く聞くという。

 中堅から大規模な企業では、従業員サーベイを実施して、職場環境の課題把握や解決のための施策立案、効果確認に役立てている。少ない質問を高頻度で行うパルスサーベイは、その1つの手法として有効だ。

 一方で伊藤氏は従業員サーベイにも課題があるという。回答の中には、同調圧力により本心を答えられない、期待される回答を想定して答えてしまうなど、バイアスのかかったものが多いためだ。

バイタル情報で本音を探り
調査の実効性を高める

 実際、「ある調査では、7割近い企業が従業員サーベイでは改善効果を実感できないと回答しました」と伊藤氏は指摘する。

 サーベイでは、従業員の素直な回答だけでなく、本心を答えられていないようなバイアスのかかった回答が混在する。その状態で分析しても、的確な現状把握や施策立案ができず、改善効果が得られない。

 そこでアウトソーシングテクノロジーでは、「非接触バイタルセンシング技術」を活用し、バイアスのかかった回答を検知する方法を提案している。この技術でPCやスマートフォンのカメラで「脈拍数」「呼吸数」「自律神経(交感神経、副交感神経)」のバイタル情報を測定し、不安や不満を感じていながら反対の回答をした可能性がある人を浮かび上がらせることができる。

 「パルスサーベイでバイタル情報を活用すると、主観的なデータを客観的なデータに変えられます。その上、顕在化した情報だけでなく、バイアスがかかった人の潜在的な情報にまで広げて分析できるようになります。その結果、調査の実効性を高められるのです」と伊藤氏は説明する。

 派遣社員の就業当初にバイタル情報を使ったパルスサーベイを実施することで、初期の離職傾向を把握し、フォロー精度が上がることを期待しているケースがあるという。「バイタル情報を活用することで、経営者と調査担当、従業員の皆が本来の目的を果たせるようなパルスサーベイが実現できます」と伊藤氏は締めくくった。

バイタル情報を活用したパルスサーベイの概要

お問い合わせ

株式会社アウトソーシングテクノロジー
イノベーションプラットフォーム部