RevComm 代表取締役 會田 武史

PROFILE

會田 武史 [あいだ・たけし]
三菱商事で自動車のトレーディング、海外市場での販売/マーケティング施策の企画・立案・実行、クロスボーダーの投資案件・新会社設立、政府向け大口入札案件、M&A案件等に従事。2017年7月にRevCommを設立。18年10月、AI搭載のクラウドIP電話「MiiTel」をリリース。現在、累計導入社数は1100社以上、ユーザーは2.7万人に上る。

「AI×コミュニケーション」で
日本企業の課題を改善し
生産性の向上を目指す

AIを駆使して
電話対応の可視化を実現

 RevComm(レブコム)は、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」というミッションの下、音声技術とAIにより、コミュニケーションにおける摩擦をなくし、お互いの想いがより伝わる社会を目指しています。

 この想いを具現化するサービスとして、独自に開発したAI搭載のクラウドIP電話「MiiTel(ミーテル)」を提供しています。

 コールセンターやインサイドセールスの課題として顧客とのやり取りを把握できないといった「電話応対のブラックボックス化」が挙げられていました。「MiiTel」はそんな課題を解決できるサービスです。

 「MiiTel」の一番の特徴は、顧客との電話応対の内容をAIがリアルタイムで解析できる点にあります。電話応対をAIが分析し、話すスピードや会話のラリー回数などを可視化。その内容を基に、自己分析できるのです。

 成果を上げた営業トークのノウハウは社内で共有できますし、自分の話した内容や話し方をセルフコーチングできるので、人材育成コストも下がります。

 また、顧客管理システムと連携させると、システム上の顧客名をクリックするだけで電話をかけられたり、着信時にすぐ顧客情報を表示したりすることもできます。生産性が向上するとともに、応対の品質も上がるわけです。

祖父と父の影響を受け
小4で起業を決心

 そもそも、「MiiTel」を開発したのは、日本企業の生産性向上に少しでも貢献したいと考えたからです。

 私は祖父や父が会社を経営していたこともあり、小学4年生のときに起業を志し、「自分でオーナーシップを持って世の中の仕組み作りをし、日本を世界に発信する」という目標を掲げました。起業は、「すべき、できる、やりたい」の3つが重なったときに実現すると思うのですが、このうち「すべき」と「できる(努力のベクトル)」は、小学生の時点で固まっていたわけです。

 ところが、肝心の「やりたい」は、その後米国へ留学、大学を卒業し、就職しても見つかりませんでした。そんなある日、「見つからないなら、自分で決めるしかないのではないか」と気づいたのです。

 そこで、2016年11月に「今後3~5年で大きな波になる要素技術」と「日ごろ自分がペイン(苦痛)に感じていること」という2つの軸を基に、やりたいことを決めました。

 前者については、当時私が注目していた量子コンピューター、ブロックチェーン、AIの3つの中から、スタートアップでも事業化がしやすいと判断してAIを選びました。

 後者としては、日本企業の生産性の低さと関連するのですが、「コミュニケーションコストの高さ」と考えました。

 日本のビジネスシーンでは、「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」のほうが重要視されることが少なからずあります。生産性を分解すると能率×効率になり、日本人の能率自体は決して低くないですが、そうしたコミュニケーションの無駄が効率を悪くして生産性を落としているのではないかと考え、最終的に「AI×コミュニケーション」という方向性でサービスを提供していこうと考えたのです。

 こうして17年7月にRevComm社を設立。AIで電話コミュニケーションを可視化、効率化するサービスとして「MiiTel」をリリースしました。

使命感を持って
革新的サービスを提供

 会社設立に当たって、私は「HAPPY」というコーポレートバリューを制定しました。Happiness(常に笑顔で)、Accountability(人から信頼され)、Passion(何事にも情熱的で)、Professionalism(世の中への提供価値にこだわる)、Youthfulness(柔軟で創造的な人)の集まりでありたいという想いを込めています。このバリューに共感して集まってくれた社員は現在120人を超えました。

 「MiiTel」はあくまでもマイルストーンの一つにすぎません。当社は「経営判断AIを創出するプラットフォーム」を創ることを最終ゴールに定めており、それに向けて今後も新たなサービスを積極的に開発していきます。

 21年には、オンライン商談における音声の自動文字起こしと解析ができる「MiiTel Live」「MiiTel for Zoom」をリリースしました。

 これらのサービスによって、40年後には労働人口がほぼ半減すると言われる日本の生産性を少しでも高め、国力を保つためのお手伝いをしたい。そうした使命感を持って、これからも革新的なサービスを提供し続けます。

株式会社RevComm

株式会社RevComm

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル7階
https://www.revcomm.co.jp/
MiiTel https://miitel.revcomm.co.jp/jp/

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