日経ビジネス発行人が訊く変革期の経営戦略
THE INTERVIEW

目指すべきは、
コミュニケーションの科学

株式会社RevComm

エンタープライズセールス リーダー

川口 達也

PROFILE

大学卒業後、地方銀行に入行。その後、人材育成や業務効率化を支援する会社で支店長を務める。2020年9月に株式会社RevCommに入社。エンタープライズセールスの立上げ初期から参画。

( 聞き手:日経ビジネス発行人 北方 雅人 )

『日経ビジネス』発行人の北方雅人が、経営変革の最前線で活躍する人々の声を訊くシリーズ企画。今回は「電話営業の生産性を向上させる」という課題をAIの力で解決するRevComm エンタープライズセールス リーダーの川口達也氏に話を訊いた。

ブラックボックス化した“お客様の声”を共有

ー 御社は企業の営業力を向上させる切り札としてクラウドIP電話ツール『MiiTel(ミーテル)』を提供しています。こちらは企業のどのような課題に対応する商品なのでしょうか。

 お客様の声というのは電話をかけた担当者にしか分かりません。貴重な“お客様の声”がブラックボックス化しがちなことが、電話営業の大きな課題と考えていました。商品の魅力をきちんと伝えているか、強引な売り込みをしていないか、などが気になるものですが、常に担当者に寄り添うわけにもいきません。まずいアプローチがそのまま放置され、企業の信頼を損なってしまう恐れもあるわけです。そんな課題の解決策として、当社では『MiiTel(ミーテル)』を提供しています。

通話音声をAIで解析
生産性向上や人材育成に寄与

ー 『MiiTel』とはどのようなソリューションか、教えていただけますか。

 ひと言で言えば「AIを搭載したIP電話」です。営業担当者とお客様が何を、どのように話しているかをAIが自動で可視化することで1次情報を会社の資産にできるのが特徴です。

 商品やサービスに対する率直な印象、魅力や不満を感じた点、といった開発やマーケティングに役立つ声も共有できます。現場には届いているのに、なかなか共有できなかった“本当のニーズ”をつかむことができます。

ー 営業トークを文字に起こす以外にも、音声分析もできるそうですね。

 機能の一つとして営業トークを文字に起こす以外にも特定のキーワードがどれくらいの頻度で出ているか、お客様と営業担当者の会話の比率は何対何かといった話し方の分析を行うことができます。例えば、営業担当者が話す割合が8、お客様が2の場合、担当者はお客様の声にあまり耳を傾けていないことになります。これまで教育担当者の感覚だったことを定量化することで問題点を発見し、教える側と教えられる側の認識を統一して改善することで営業成果を上げるポイントを具体的に理解することができ、結果的に生産性の向上が見込まれます。

ー 何をすれば成功につながるのかが明確になるので、成長実感も得られそうですね。

 成功・失敗した電話応対の仕方や内容をナレッジ化して社内共有すれば、全担当者のトークスキルの底上げにもつながります。

 また、担当者自らが、自分のトークの内容を振り返って修正する「セルフコーチング」にも役立ちます。営業の勝ちパターンは人それぞれなので、教わって上達するものではありません。自分の強み・弱みを見つけて納得し、克服に向けて自走化を図ることが近道だと言えます。

自動文字起こしされた会話内容をもとに、“お客様の声”に基づくニーズの掘り起こしや、営業トークの振り返り、人材育成などができる。各担当者の行動状況が把握できるのもメリットだ。

会社の経営判断に役立つツールを目指す

ー 働く場所を問わない柔軟な働き方が一般的になり、営業担当者の勤務状況が見えなくなったという企業も多いと思います。そのような企業にもニーズはありそうですね。

 確かに生産性の向上や社員の人材育成に寄与するだけでなく、各担当者の架電件数や架電時間など業務状況の“見える化”も可能となります。

ー システムを多言語化し海外でも生かせそうな気がするのですが、海外展開のお考えはありますか。

 元々当社を立ち上げた時から海外進出は視野に入れており、すでに英語版やインドネシア語版は海外展開され、多言語化も実現しています。

ー 最後に今後『MiiTel』をどのように広げていきたいか教えてください。

 当社では、2022年7月にオンライン会議サービスZoomでの会話音声を文字化する『MiiTel for Zoom』の提供も始め、会議の生産性の向上が見込まれます。

 2商品の提供を通して、ビジネスにまつわるコミュニケーション全体を再発明し、社会に役立つツールを世に送り出したいと思っています。

聞き手:日経ビジネス発行人
北方雅人

1991年一橋大学卒業後、日経BP入社。2017年に日経トップリーダー編集長。22年より日経ビジネスの発行人。企業トップへの取材件数は3000社。

RevComm

株式会社RevComm

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-3-9
ヒューリック渋谷一丁目ビル7階
https://www.revcomm.co.jp/

MiiTel(ミーテル)の資料請求

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