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CYBER INITIATIVE TOKYO 2021 / サイバーイニシアチブ東京2021レビュー CYBER INITIATIVE TOKYO 2021 / サイバーイニシアチブ東京2021レビュー

SailPointテクノロジーズジャパン

講演タイトル

SailPoint x ITR、企業のアイデンティティ管理取り組み状況最新調査を徹底解説

アイデンティティ管理の見直しが急務

藤本 寛氏

藤本 寛

SailPointテクノロジーズジャパン

社長兼本社バイスプレジデント

浅利浩一氏

浅利浩一

アイ・ティ・アール

プリンシパル・アナリスト

「近年は多くの企業がID関連の侵害を経験している」と切り出したのは、SailPointテクノロジーズジャパンの藤本寛氏である。その対策として、藤本氏はID自体の必要性やIDが持つ権限などを管理する「アイデンティティ・ガバナンス管理(IGA)」の重要性を指摘する。

これを受けて、アイ・ティ・アールの浅利浩一氏は、企業におけるIGA動向の調査結果を紹介。「約60%の企業がコロナ禍によるテレワークや在宅勤務の導入によって、アイデンティティ管理システムへの依存や負担が増加したほか、過半数以上が管理における運用負担・時間・コスト・労力などに課題を抱えている」と語る。

この状況を踏まえ、浅利氏が重要な問題として挙げたのが、「アクセス権とその権限の棚卸方法」である。例えば、約70%の企業が「全システムの権限を棚卸できていない」ばかりか、棚卸頻度が「年1回程度」以下の企業も少なからずある。

一方、浅利氏は管理システムの見直しの必要性を訴えるとともに、アイデンティティ管理システムに関する製品の選定ポイントを紹介。「利便性やコストの安さよりも、クラウドベースのサービスであること、クラウドとオンプレミスの両システムを一元管理できることが企業の支持を得ている」と話した。

SailPointテクノロジーズジャパンでは、それらの選定ポイントを網羅するアイデンティティ・プラットフォームを提供する。全システムのアイデンティティを一元管理することが可能で、「ライフサイクル管理やアクセス権限棚卸の自動化のみならず、AIでID管理の意思決定をより予測的にする」と藤本氏は強調した。