音質の悪い会議は理解力や判断力、
判断のスピードなどに悪影響を及ぼす

オンライン会議で会話が聞き取りにくく、ストレスを感じた経験を持つ人も多いだろう。特に、対面とオンラインを組み合わせた「ハイブリッド会議」の際、「会議室にいる人の発言が聞き取りにくい」という声も多く聞かれる。2020年に音響機器メーカーのシュア・ジャパンは、オンライン会議での不満やトラブルに関する実態調査を実施。その結果、音質に関するトラブルの経験者は88%、トラブルのトップ3は、「発言のタイミングがつかみにくい」「部分的に聞こえなくなる」「音声の聞き取りがしにくい」となり、全てが音声に関連するものだった

しかし、音声品質に起因するストレスの正体とは何か。会議音質が不十分なことによるストレスを科学的にファクトとして提示する文献や情報は、なかなか見当たらない。シュア・ジャパンとNTTデータ経営研究所のニューロイノベーションユニットはチームを組み、高音質の会議と低音質の(音質の悪い)会議とを比較し、ストレスの度合いについて科学的実証実験を行った。

今回、ストレス評価のために、心拍、皺眉筋活動(しゅうびきん:眉間の筋肉の動き)、皮膚電気活動(手汗)を生体ストレス指標として計測。ストレス評価実験の結果から、これまで見えなかった課題が明らかになった。

・音質の悪いオンライン会議は、内容の理解や判断を行う認知機能の低下を招く

・オンライン会議参加者には、多大なストレスとして蓄積される

・発言がはっきり聞こえないことの悪影響は効率性や生産性だけでなく、
従業員のウェルネスに直結する

世界にも類がなかった実証実験の結果は、音質問題は深刻な経営課題であると、警鐘を鳴らしてくれる。オンライン会議の常態化とハイブリッドワークの普及によって、働く環境のアップデートは不可欠だ。職場環境の改善や生産性の向上を考慮するうえで、ぜひ本資料を活用して欲しい。