日経ビジネス電子版 SPECIAL

“顧客ファースト”を起点にデジタルマーケティングと業務変革を一気通貫でサポート

デジタルマーケティングのテクノロジーや手法は年々高度化している中、クライアントのニーズもより幅広くなってきており、システム開発を専門とするSIer(システムインテグレーター)がマーケティングの依頼を受けるケースもあるという。このようにクライアントが抱えている課題解決をトータルに支援することができる数少ない会社として、大手企業も注目しているのがSORAMICHIである。他の広告代理店やSIerとは何が違うのか? 同社代表取締役社長の川本広二氏に聞いた。

デジタルマーケティングの上流から下流までをすべてカバー

――金融機関や放送局など、大手企業のデジタルマーケティングを数多く手掛け、売上高は前年度比で2倍以上に伸長し、大きな業績を残しています。

前職のリクルートを退職し、完全に独立したのは2020年ですので、今年で3期目になります。新型コロナウイルス感染症の影響が拡大したこの3年間も業績を大きく伸ばすことができました。

――業績が好調の理由は何でしょうか。

上流から下流、つまりマーケティングや開発だけでなく、事業戦略・人事戦略までを幅広く、高いレベルでサービスを提供できることが、多くのお客様からご支持いただいている理由だと思います。

SORAMICHIは、企業のデジタルマーケティングに関する課題解決を、事業戦略、IT戦略、人事戦略などの経営レイヤーに対するコンサルティングから、ITやマーケティングなどの具体的な解決策の提示、運用・開発などの実務レイヤーに至るまで、トータルに支援できる体制を整えています。社員数は約40人、外部スタッフを含めても120~130人と小規模な会社ですが、コンサルタントをはじめエンジニア、データサイエンティスト、広告デザイナーや広告運用者まで、幅広い人材が在籍しており、お客様が求めているデジタルマーケティングに関するあらゆるニーズに応えることができます。

しかも、戦略策定を支援するコンサルタントは、大手企業の高い要求に応えられる経営コンサルティング人材や高度IT人材を採用しており、圧倒的なクオリティや高い成果をお約束できるのが大きな強みだと言えます。

川本広二氏

――戦略策定から広告づくりまでトータルに支援できる会社というのは、非常に珍しいですね。

同じようなビジネスを志向されている会社はあると思いますが、1つの会社でマネジメントしきるのは非常に難しく、私たちはかなりレアな存在なのではないかと思います。私は前職で同じような部門を人事制度含めて運営していましたので、その経験を活かして、今の会社を経営しています。企業によるデジタルマーケティングの潮流は、ここ数年でさらに勢いを増しており、テクノロジーの急速な進歩とともに、広告代理店では、年々高度化するクライアントのニーズを満たし、支援することが難しくなるというケースが多くなっています。一方で、システムを開発するSIerやコンサルティング会社は、技術には強いですが広告は専門外です。そのため、クライアントはプロジェクトのレイヤーごとに広告代理店やSIerと別々に契約するのが一般的ですが、すり合わせがうまくいかず、戦略との整合性が取れなくなってしまうことも珍しくありません。

その点、SORAMICHIは広告代理店とSIerの両方の機能を兼ね備えており、コンサルタントとして最上位レイヤーの戦略策定から支援できるので、整合性の取れたサービスを一気通貫で提供できます。クライアントにとっては、複数の会社に別々のサービスを依頼する必要がなくなるので施策の連携がしやすくなるだけでなく、コミュニケーションコストも軽減できます。