リクルートマネジメントソリューションズ
HRM統括部 HRMサービス開発部
INSIDESエンタープライズグループ マネジャー

荒金 泰史

博報堂DYホールディングス
グループ人材開発戦略局
局長

峯岸 孝之

1on1の効果最大化で目指す、
マネジャーと部下が「信頼と共感」でつながる未来。

人材開発の一環として1on1を実施する企業は多いものの、効果を実感しにくいというケースは少なくない。今回は、効果的な1on1でマネジャーと部下が「信頼と共感」でつながる未来を目指す、広告業界大手 博報堂の取り組みについて伺った。

デジタル化・働き方の変化で、人材開発にも大きな影響が

博報堂が抱えていた、人材開発の課題についてお聞かせください。

峯岸:いま広告業界は「2つの地殻変動」の中にあり、人材開発も大きな影響を受けています。1つ目は、デジタル化による業務の複雑・高度化。そして2つ目にリモートワークなど働き方の変化。つまり、ビジネス・モデルとビジネス・スタイルに大きな変革が起きているのです。もともと博報堂は人材開発において、“粒違い”の能力を持つ「個」と、「チーム」の力の融合によって、高度なクリエイティビティを生みだす、という考え方を大切にしてきました。しかし近年、リアル・コミュニケーションの機会が減少する中で、我々の培ってきた風土が失われつつあるのではないかという課題を感じていたのです。そこで5年前から新たに稼働したのが、マネジャーと部下による「1on1(ダイアログ)制度」。このコミュニケーションの機会をより有効にしていきたいと考え、今回リクルートマネジメントソリューションズ様のご協力を仰ぐことになったのです。

効果的な1on1に必要なのは、マネジャーと部下の「共通言語」

1on1の効果を上げるために、どのような取り組みを行ったのですか。

荒金:博報堂様の課題を伺う中で提案させていただいたのが、現場マネジャーと部下の1on1実践支援ツール「INSIDES(インサイズ)」です。INSIDESは、部下一人ひとりの性格とワーク・メンタリティを測定し、その結果をアドバイスも含めてレポート化します。これを基に1on1を行うことで、博報堂様の目指す「相互理解を深めるコミュニケーション」が促進されると考えました。導入は1年半前、まずは1部門のトライアルから実施しました。

峯岸:今回の導入により、博報堂が大切にしてきた“粒揃い、より、粒違い”という考え方は、個人の能力についてだけでなく、ワーク・メンタリティにおいても同様なのだと実感できました。マネジャーはINSIDESのアンケートで部下の業務や職場の状況を理解し、そのレポートを共通言語として部下との対話に生かすことで、一人ひとりに有効な1on1を実現できました。 今まで個々人の感覚に頼ってきたことが言語化され、的確なフィードバックを行うことで、血の通った確かなコミュニケーションとなったのです。重要なのは、部下からの切実なメッセージを的確に受け止め、応えていくことなのだと思います。部下側からも「マネジャーが自分を理解してくれて、仕事がしやすくなっている」といった声もあがってきています。

荒金:INSIDESのアンケートには、弊社が60年培ってきた人事測定技術が結集しています。約3分間で、個人の性格タイプやワーク・メンタリティ、不満・ストレスを可視化。マネジャーは、印象や思い込みに依らず、客観的に部下の状態を知ることができ、1on1で一人ひとりに合わせた適切なフォローができるようになります。また部下は、自身の状態を顧みるだけでなく、普段はマネジャーに面と向かって言いづらいことも、INSIDESを挟むことで伝えやすくなります。博報堂様の社内では、マネジャー同士でINSIDESの結果の解釈について非常に熱心に議論されており、部下の成長に真剣に向き合っていらっしゃる様子をお見受けします。もともと熱い思いを持つ方々の多い企業ですから、そこに共通言語としてのINSIDESが加わることで、マネジャー同士や、マネジャーと部下の相互理解がこんなにも深まることを、私自身改めて実感させていただきました。

インサイズ 現場マネジャーの1on1を支援する

現場の「信頼と共感」は、企業の成長を後押しする

人材開発の視点から目指す未来についてお聞かせください。

峯岸:博報堂にとって「人」は資産であり、新たな価値を創出する源泉だからこそ、それを支える現場のリレーションシップがとても重要です。マネジャーと部下の関係性がさらに向上し、いい仕事をするための「信頼と共感のベース」を整えることが必要です。働き方改革の推進などで働く時間が貴重になっていく中、一人ひとりが成長を実感しながら、いきいきとワークする。その先で個人と会社の良い関係ができ、より会社が成長していくことを目指したいです。その未来に向けて、INSIDESを確かな一手としていきたいですね。現在約2,000名の社員が活用していますが、今後はさらなる導入拡大を検討しているところです。

荒金:博報堂様のように、人材開発におけるマネジャーと部下の関係性を重視される企業は年々増加していると感じます。INSIDESは、そうした企業様のお力になれるよう、今年中に新機能「e-ラーニング」のリリースを予定しています。本機能によりマネジャーは1on1の場やその前後で、自律的にマネジメントスキルの向上を図ることが可能になります。INSIDESを通じて、博報堂様の目指す、マネジャーと部下が「信頼と共感」でつながる未来を、さらに後押ししていきたいです。

3STEPで実践する効果的な1on1

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