「見せない」ことの大事さ。
その本質に気づいた人が到達する
国産ブランド最高級のインナーウェアとして、2003年に誕生した「SEEK」。シルクのような光沢となめらかな肌触りが特徴のキュプラ(ベンベルグ)など、高級な糸を使用し、高い機能性と快適性を実現している。カットオフ、脇縫いなしといった、ワンランク上の快適さを提供するテクノロジーは、まさにグンゼの面目躍如。さらに、汗を素早く吸収しムレも抑える機能も追求。ビジネスマンに必須の白シャツを着た時に透けないベージュカラーにもこだわって開発された。
グンゼの技術力を結集し“本物”であることを追求した商品SEEKに対して、武田さんはこう語り始めた。
「いわゆる“本物”とそうでないものの違いは、いかに本質をついているかだと思うんです。誰も最初から偽物を作ろうとはしていないのに、いつしか本質から外れてしまうことがある。インナーの本質って、やっぱり汗を吸収すること、肌になじむことなんですよね。そして、ここが大事だと思うんですけど、やっぱり透けて見えないほうが絶対にいいんです。見えないこと、見せないことの意義という、その本質に気づいた人が、ここに到達するのかなと思います」
その本質という部分に対しては、男性より女性のほうが進んでいただろうと武田さんは指摘する。
「これは、きっと女性のほうがもう数十年前から気づいていたはずで、男性が今ようやく追いついてきたように感じます。シャツの下が透けないほうがいいなんて、女性からしたら何を今更ですよね(笑)。若い頃には、シャツの下にあえて柄物のTシャツを着たりしたこともあるでしょう。学生服の下とか(笑)。それが若さゆえに求めた本質だったのかもしれないけれど、大人の世界では身だしなみとしてインナーを透けさせないという本質に気づくんですよね。本物を求める段階では、自分が本物に値する人間かどうかも同時に問われるわけで、そこに達するためにはやっぱり本物とされるものに積極的に触れていくべきだと思っています」


