マイナス金利政策が解除され、およそ17年ぶりに金利のある時代が戻ってきた。
大手銀行を中心とする預金獲得競争が早くも激化するなか、特異な存在感を放っているのがauじぶん銀行だ。
注目を集める大胆な金利優遇戦略に迫る。
auじぶん銀行は2008年、KDDI と三菱UFJ銀行の共同出資により設立された。ネット銀行としては後発であったが、「手のひらにある銀行」をコンセプトに、徹底したモバイル戦略でシェアを拡大。今や口座数600万、預金残高4兆円を超えるまでに成長した。「ターニングポイントとなったのは2019年です」と語るのは、同社代表取締役社長の田中健二氏。KDDIの100%子会社であるauフィナンシャルホールディングスの連結子会社となり、翌年には社名も「じぶん銀行」から「auじぶん銀行」と改めて再出発した。
「社員の意識改革が一気に進み、個々が責任感を持って様々な施策を打ち出せるようになりました。銀行業は突き詰めればサービス業。1000を超える国内金融機関の中から、いかにして当社を選んでもらうか。それには、お客さま視点のサービスを提供し、常に市場にインパクトを与えていかなければいけません。auブランドの金融・決済サービス群の一部となることで、その方向性が明確になったのです」
スマートフォンを入り口として、金融や決済サービスをワンストップで提供しようというKDDIのスマートマネー構想の一翼を担い、auじぶん銀行は様々なサービスを矢継ぎ早に展開。2019年以降、たった5年で利益は7倍以上に膨らんだ。今もっとも注力しているのは預金金利の優遇だ。2024年3月の日銀によるマイナス金利政策解除により、金利のある世界が復活。大手都市銀行や一部の銀行は、早速円普通預金の金利を年0.001%(税引前、以下同)から年0.02%に、auじぶん銀行では年0.03%に引き上げた。
「これまでは資産運用というと投資一辺倒でしたが、今後は預金が存在価値を高めていくでしょう。安全資産という観点からだけでなく、預金を含めて自らのポートフォリオを見直す。このマインドチェンジが重要になります」
ただ、大手都市銀行などの年0.02%という金利では、100万円を預けても1年後に200円(税引前、以下同)の利息にしかならず、市場に十分なインパクトは与えられない。auじぶん銀行がグループ連携によるスケールメリットを活かして展開する「auまとめて金利優遇」と比べればその差は歴然だ。これは、au PAY、au PAY カード、auカブコム証券をauじぶん銀行と連携すると、円普通預金の金利が通常金利の年0.03%から最大で年0.23%になるというもの。スマートフォンのキャリアがauである必要はなく、広く門戸が開かれている。
さらに、auユーザーなら「auマネ活プラン」を併用すれば驚きの金利優遇を受けられる。「auマネ活プラン」は、データ容量使い放題*1のスマートフォン向け料金プランで、加入するとauの金融サービスがお得に利用できるのだ。auじぶん銀行においては、一定の条件を満たすと最大年0.10%の金利優遇が受けられる。つまり、「auまとめて金利優遇」と「auマネ活プラン金利優遇」を合計すると年率は最大0.33%、100万円を預ければ、1年後に3300円の利息が得られるのだ。これを逃す手はない。

auマネ活プランが発表されたのは2023年9月。わずか半年後に契約数が70万を突破するなど、大きな話題を呼んだ。
この流れを加速させるためにも、2024年3月にはそれまでもあった「デビュー応援プログラム」の特別金利を年0.50%から年1.0%に引き上げた。auじぶん銀行に新たに口座を開設し、翌々月末までの期間中に「3カ月もの円定期預金」へ預け入れすれば適用される。
もちろん、利便性の向上にも余念がない。ネット銀行では公共料金の口座振替ができない、という声も聞かれるが「au PAY カードで決済し、引き落とし口座を当社に設定していただければ問題ないです」。これにより「auまとめて金利優遇」の対象となり、預金金利も上乗せされる。さらに、各種残高や、利用状況に応じてPontaポイントがたまり、ATM手数料、振込手数料など無料特典が受けられる「じぶんプラス」も適用になる。例えばauじぶん銀行の口座で、給与の受取とau PAY カードの引き落としをすると、「じぶんプラス」のステージが上がり*2、入出金のATM手数料はそれぞれ2回から、出金が月5回、入金は何度でも無料になる。つまり使うほどお得になるのだ。
「キャッシュカードがなくても『じぶん銀行アプリ』を使ってローソン銀行ATMとセブン銀行ATMから現金の預け入れ、引き出しができる『スマホATM』もご好評いただいています。スマホ一つで完結できる当社を、ぜひメインバンクとしてご利用いただきたいですね」
いずれのサービスにも通底するのは、利用者に徹底的に寄り添う姿勢だ。
「安心してご利用いただけるよう、コールセンターでのサポートに注力しています。実店舗のないネット銀行だからこそ、お客さまとのコンタクトポイントを重要視しているのです」
実際に、お客さま対応を担う3センターが2024年「HDI格付けベンチマーク(依頼格付け調査)」で最高ランクの三つ星を獲得しネット銀行初となる3年連続6冠を、2024年 オリコン顧客満足度®調査「ネット銀行」において、初の総合1位を獲得するなど、顧客対応評価は特筆に値する。金利ある世界で求められる銀行へ──auじぶん銀行の挑戦から目が離せない。


●デビュー応援プログラム
※特別金利は当初3カ月のみの適用となります。満期日以降は、「自動払戻し型」の場合は当社所定の円普通預金金利、「元利金継続型」および「元金継続型」の場合は満期日以降の同一期間の当社所定の円定期預金金利が適用されます。※特典提供の対象となる預入上限金額は合計1億円までとなります。※最低預入金額は10,000円です。※2024年7月1日時点
●auまとめて金利優遇●auマネ活プラン金利優遇
※毎月判定を行い適用条件を満たしたお客さまの円普通預金口座に上乗せ金利の1カ月分の利息を入金いたします。※平均残高とは毎日の最終残高の合計を、当月の日数で割った金額です。※1円未満の金額は切捨てます。切捨てにより、年率での利息計算金額と、毎月の利息の合計金額はずれる場合があります。※円普通預金は変動金利です。
※円普通預金の利息や特典の上乗せ金利には、「復興特別所得税」を含め、20.315%の源泉分離課税(国税15.315%、地方税5%)が適用されます。※各プログラムは予告なく変更・中止する場合があります。
●auマネ活プラン金利優遇
※「auマネ活プラン」とは、KDDI株式会社および沖縄セルラー電話株式会社が提供する料金プランです。※(*1)テザリング上限、混雑時など通信制御あり。※auマネ活プラン金利優遇の毎月の上乗せ金利の適用は、平均残高1,000万円までとなります。
●じぶんプラス
※(*2)給与のお受取と口座振替による引き落としで、ATM利用手数料無料回数がレギュラーステージより多いシルバーステージ適用。
※Pontaポイントをためるには、auじぶん銀行でのau ID登録が必要。
※無料回数を超えた入金・出金にかかる手数料は、三菱UFJ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMは110円/回(税込)、ゆうちょ銀行ATMは220円/回(税込)です。
※2024年7月1日時点
●スマホATM
※「スマホATM」は株式会社セブン銀行の登録商標です。
●「HDI格付けベンチマーク(依頼格付け調査)」
※「問合せ窓口格付け」「クオリティ格付け」の2部門で三つ星を獲得。