ビジネスパーソンと重なるタグ・ホイヤーの秘めた情熱

現代の若きエグゼクティブたちには共通項があるように感じる。革新的な事業で成功をおさめているのだから、戦略や策略に長けた野心家であるに違いない。しかし表向きからはそれを読み取ることが難しい。押しが強いわけでもなく、コミュニケーションもスマートで、表情が柔和なら物腰まで穏やか。インテリジェンスを纏いながら、みなぎる情熱は内に秘める姿に強く惹きつけられるのだ。そう綴ると、スイスのある高級時計ブランドを連想する。アヴァンギャルドを標榜し、時計製造の革新の先頭に立ち続けるタグ・ホイヤーだ。2010年から自社製ムーブメントに着手し、ハイブランドがマニュファクチュールの矜持から見向きもしなかったコネクテッドウォッチにも2015年にいち早く参入。2016年には複雑機構のトゥールビヨン搭載モデルを常識を覆す価格で世に送り出した。1860年創業という歴史の中でクラシック&エレガンスを体現する名作時計は枚挙にいとまがないが、中核をなすのは間違いなく1963年に誕生した「カレラ」だろう。






