熟練の職人技をベースに
新たな先進機能も搭載
加工前の素材(下)とプレス後の素材(上)
およそ3カ月かけて完成させた金型を使って板厚35ミクロンのステンレス刃物鋼をプレス加工し、さらに熱処理を加えて研削することで外刃に刃穴が開いたら、次に行われるのが開孔検査だ。これは長いシート状になった外刃の状態を1分間に約100枚という驚異的な速さでチェックするのだが、刃穴の開き具合や変形・欠けなどの不具合を“人間の目”で瞬時に見極めるというから驚く。
「光を当ててその反射を見ていると、正常なものはずっと同じ反射が続きますが、不具合があるとちょっと違う光り方をします。角度を少しずつ変えながら、なるべく全体を見るのがポイントです」と話すのは、同社で開孔検査を20年以上担当する正木千鶴氏だ。直接人の肌に触れる部品である外刃に不具合は許されないので、この検査がいかに重要かが分かるだろう。
人の手と目で行われる開孔検査
しかし、開孔検査を人間だけに頼り続けることには限界がある。彦根工場では後継者を育てると同時に、その経験値をAIに学習させて不良品を選別する自動検査機の導入も進めているという。
その後、板状の刃は曲げ加工を加えて外刃となり、内刃と組み合わされ、それぞれの刃の品質を確保できるようにカメラを使った自動検査によって位置決めし、完成品へと組み立てられていく。
内刃の「曲げ」は約1100度で加熱
板状(右)から「曲げ」で成型された内刃(左)
新「ラムダッシュPRO 6枚刃」は今回取材した新6枚刃システムに加えて、光を使った「ラムダッシュAI ナビ※1」という新機能を搭載。「深剃り」と「肌へのやさしさ」の両立を実感できるシェーバーへと進化している。この小さなボディに詰め込まれたこだわりと技術力を、ぜひ体験してみてはいかがだろう。
ラムダッシュPRO 6枚刃
ラムダッシュPRO 6枚刃
ES-L690U
2024年9月1日に発売される新製品。6枚刃システムの進化に加え、「ラムダッシュAI ナビ※1」を新搭載。深剃りと肌へのやさしさを実感できる。出張にも便利なUSB充電[Type-C]にも対応している。

光が導く「ラムダッシュAI ナビ※1」 「深剃り」と「肌へのやさしさ」の両立へ
ヒゲの状態を検知して最適なパワーに自動制御する「ラムダッシュAI+※2」の機能を光の変化で可視化。パワフルにカットする「BOOST」モード時はオレンジ色、やさしくカットする「SOFT」モード時は白く光る。

※1 ヒゲの濃さや、シェーバーヘッド内部のヒゲクズによって、センサーが反応(駆動音や光の色の変化)しない場合がありますが、異常ではありません。
※2 ヒゲの濃さや、シェーバーヘッド内部のヒゲクズによって、センサーが反応(駆動音の変化)しない場合がありますが、異常ではありません。

