
琵琶湖を望むオプテックスの本社屋上にて
上村氏は、SAPのERP「SAP S/4HANA」を選んだ理由について、「拠点ごとにバラバラに導入・運用していたシステムを、全世界で1つのシステム・データベースに統合できる点が大きな魅力でした」と語る。
これによって、各拠点の受注や生産、在庫の状況などが一元的に“見える化”し、全社最適化された戦略や施策が打てるようになることにメリットを感じたのだ。
「SAP S/4HANA」を導入するまで、オプテックスの各拠点は、バラバラのシステムを使用していた。それを全世界で1つのシステムに統合したことで、各拠点が入力するデータがリアルタイムに反映される仕組みが確立。市場や需要の変化に瞬時に対応し、効果的な戦略や施策を打てる環境が整った
SAP以外のERPサービスを提供している企業は他社にもあるが、「SAP S/4HANA」はグローバルで数多くの導入実績があり、エンタープライズだけでなく、中堅・中小企業にも利用されていることも導入の決め手になったという。
「当社のように各国に拠点を構えている企業にとって、あらゆる国・地域で導入実績がある『SAP S/4HANA』は、最も理想的なERPだと思いました」と上村氏は評価する。
意外に思うかもしれないが、SAPのユーザーの実に約80%は中堅・中小企業だという。「世界のニッチトップナンバー1企業」を目指し、250億円以上の売上高を誇るオプテックスは中堅企業と言えるが、事業規模にかかわらず、導入しやすく、高い効果が期待できるERPであることは事実だろう。
2018年に「SAP S/4HANA」の導入プロジェクトをスタートさせたオプテックスは、計画通り、2023年7月までに本社および国内外すべての子会社、15社への導入を完了させた。
様々な導入効果が表れているそうだが、「Inner DX」の狙いの一つであった業務のデジタル化・標準化については、SAPならではの効果を実感しているという。
「SAPのERPには、過去50年以上にわたる優良企業へのソリューション提供で得た標準化の知見やノウハウが凝縮されています。そのベストプラクティスにのっとった改善、つまり『Fit to Standard』で業務改善を図れる点がSAPならではの優れた点だと思います」(上村氏)
導入前までは、各拠点が表計算ソフトで作成して送ってきた各種データが、「SAP S/4HANA」に入力するだけで、あらゆるシステムに反映されるようになり、業務の効率化だけでなく、経営状況全体をリアルタイムに可視化できる環境まで整った。
紙のやり取りがなくなり、ペーパーストックレス化(保管書類の削減、デジタル化)をはじめとするコスト削減効果が表れていることにも満足しているようだ。
オプテックスは、今後も「SAP S/4HANA」を基盤に、「Inner DX」と「Business DX」という攻守両面のDXを加速させていく方針である。
なお、SAPは、中堅・中小企業がERPをより早く導入し、より効率的に活用できるように、クラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud」をベースとしたアプリケーションだけでなく、導入期間を短期化させる仕組みや学習コンテンツなどをパッケージで提供する「GROW with SAP」というサービスも提供している。
オプテックスのように、業務改革やビジネス変革を推進したい、DX戦略を加速させたいと考えている企業は、SAP製品の利用を検討してみてはどうだろうか。

https://www.sap.com/japan/index.html
【お問い合わせ】
電話:00531490110
(受付時間:平日 9:00~18:00 日本語対応)
Webお問い合わせフォーム
https://www.sap.com/japan/contactsap/