トムソン・ロイター株式会社
ソリューション営業本部 本部長
橋爪 整氏
コロナ禍で生じた供給網の多様化でサプライチェーン全体が極めて複雑化し、貿易コンプライアンスに大きなリスクを与えている。
また米中の貿易摩擦やロシア・ウクライナ情勢など、国際情勢による地政学リスクが上昇しており、企業にとってグローバルをカバーした安全保障貿易管理は絶対欠かせないトピックだ。日本政府が制定した法令さえ守ればいいというやり方は通用しなくなってきている。きちんと対応していくには、日本国内の法律だけでなく、米国、中国、ヨーロッパなど各国・地域の独自のルールをおさえ、その上で企業が自ら責任をもってサプライチェーンを守りながらビジネスを成長させる必要がある。
自社が輸出するものや技術が誰にどのように使われていくのか把握が困難な上、守るべきルールが複雑化している。知らなかったでは済まされない状況になりつつあるが、一方、複雑な管理は人の手だと限界がきている。さらに、人口減少による人手不足も相まって、テクノロジーに頼るべき時がきているようだ。


