大和田 TOKIUMの特徴はどこにありますか。
黒﨑 先ほど、支出管理にはまず紙をデジタル化して可視化することが必要だとお話ししました。膨大な量の領収書や請求書を紙で保管している企業はまだ多くあります。TOKIUMは、それらの書類の受領を代行し、専任のオペレーターとAI-OCRによって高い精度でデータ化、そのまま保管まで行います。
これにより、紙のデジタル化と業務負荷軽減の両方を実現します。ゆくゆくは、利益増につなげる支出管理も実現していきたいと考えています。現在は請求書や領収書のほか、契約書などの書類も扱えるように機能強化を進めています。
大和田 黒﨑さんは創業者として、どのような思いでこのサービスを創り上げたのですか。
黒﨑 私は創業以来一貫して、支出管理に関する事業を手掛けてきました。なぜなら、「何にお金を使うか」がその人や法人の今後を左右し、お金の使い方で時間の使い方が変わると考えているからです。
おかげ様で導入社数も増えてきています。お客様に不安を与えないために、投資家からの資金調達やテレビCMの出稿、会計監査やセキュリティー監査への対応も行っています。
大和田 導入企業はどのようにTOKIUMを活用しているのですか。
黒﨑 モバイルバッテリーなどの世界的ブランドを提供するアンカー・ジャパン様では、社内承認と請求書処理を別々のシステムで行っていたため、予実管理が難しく、データ活用も上手くできていないことに課題を感じていました。導入後は部門ごと、プロジェクトごとに費用を細かく把握できるようになったほか、カテゴリー別、ブランド別、販売チャネル別などで支出データを活用しやすい環境を構築しています。
大和田 DXを積極的に推進する企業に採用され、その実績や成果などが増えてくると、後に続く企業としても導入しやすくなりますね。ユーザー企業にさらなる価値を提供するため、今後はTOKIUMをどのように進化させていくつもりですか。
黒﨑 一元管理した支出データをTOKIUM上で分析できるようにし、企業の利益創出に貢献できるサービスに育てることで、より大きく社会に貢献できればと思います。2024年2月28日にウェスティンホテル東京で開催するカンファレンスでは、この辺りについてもう少し詳しくお話ししたいと考えて
います。
大和田 支出管理という側面から、日本企業のDXへの後押しを期待しています。