集合写真

今後のキャリアに向けて自らをアップデート
40~50代の新たな挑戦を切り拓く
グロービスのエグゼクティブMBAで学ぶ
思考と実践力

chapter02

時代のニーズに応えて
エグゼクティブに特化した
MBAを創設

グロービスがこの4月に立ち上げた「エグゼクティブMBA」のプログラムで身に付けてほしいポイントとして、君島氏は以下の3つを挙げる。

「1つ目は経営の定石を体系的に押さえること。2つ目は学んだ経営の定石を統合して実際の創造や変革に適用できる力を付けること。そして3つ目はテクノベート、つまりテクノロジーによるイノベーションを起こす力を付けることです」(君島氏)

まずは基礎的な定石を学び、自社に合う形で応用し、最新技術も踏まえた変革を実現するというこの3つのポイントは、経営戦略を立案し推進するためのステップとして相互に関連してくる。同時に、君島氏が強調する「志」を形にする上でも重要な要素となるはずだ。単に知識や情報として学ぶのではなく、応用して自分のビジネスに当てはめられるところまで消化するカリキュラムとするため、ケースメソッドが重視されるのもグロービスの学びの重要なポイントだ。

「エグゼクティブMBA」の強み

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テクノベート時代に組織変革を進めるための「能力開発」、能力を具体的な創造や変革へとつなげるための「志」、能力や志を共有する在校生・卒業生の「人的ネットワーク」が有機的に機能しているのが「エグゼクティブMBA」の強みだ

「エグゼクティブMBA」のカリキュラムや科目は上記のような考えの上で構成されているが、とくに重要な優先科目に位置づけられているのが「リスキリングと組織トランスフォーメーション」だ。新村氏と君島氏はこの科目の教員として教壇に立っている。この科目の意義について、新村氏はこう説明する。

「グロービスでは『テクノベート』といって、デジタルやAI時代の経営のあり方を教えています。それに基づいてビジョンや戦略を考えるのですが、実際に創造と変革の志士として活躍するには、自社、自組織の組織ケイパビリティを変えていく必要があります。新たな組織ケイパビリティを考え、そこに求められるスキルを定義し、どうリスキリングを行っていくかまで考えられる人材を育成したいという思いで今回、新たに科目を作りました」(新村氏)

こうした考えの下、授業においては学生に対して、「前提を疑うこと」と「会社は変えられるという信念を持つこと」を説いている、と新村氏は言う。

「それぞれの企業は抱えている課題も今後の目標も異なります。ケーススタディで効果的な事例があっても、それが自社に当てはまるかどうかを自分の頭で考える癖をつけるという意味で、前提を疑う意識を持ってほしいと思っています。また、周囲を動かすよりも自分が動くというタイプの方がいますが、本当に会社を変革するには他部署や部下を巻き込んで動かす必要がありますし、エグゼクティブ世代は組織をトランスフォーメーションできるポジションにいるはずなので、その信念を持って取り組んでいただきたいと思っています」(新村氏)

最新テクノロジーを踏まえた産業構造の変化や、それに伴う企業の組織トランスフォーメーションは、過去にはなかったテーマなだけに知見が少なく、エグゼクティブ世代は新たな道を切り拓くという困難な役割を担っている。グロービスが「テクノベートMBA」と「エグゼクティブMBA」プログラムを開講したのも、まさにそうした時代のニーズに応える再編だったということに他ならない。

グロービスのMBAカリキュラムの特徴

図版
グロービスのMBAカリキュラム構成は、従来の定石的な領域に「思考」「志」「テクノベート」といった領域が加えられているほか、基本科目・応用科目・展開科目の3つのレベルに分け、段階的に習得できる設計となっている
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同じ境遇に身を置く者同士
だからこそ築ける
強固なネットワーク

MBAは国家資格などとは違って、なければ仕事に就けないというものではない。にもかかわらず開学以来の在校生と卒業生の累計が1万人を超えるということは、それだけ大きな支持を集めているということだ。グロービスのMBAの強みについて、君島氏はどのように分析しているのだろうか。

「徹底して実践にこだわっている点です。グロービスは全教員が現役の実務家なので教える内容が実際のビジネスとリンクします。また、教員はファカルティグループという仕組みの中でそれぞれの知見を持ち寄って何を教えるべきかについて常に議論を行っており、各科目は最新のビジネス環境に合わせてアップデートされています。さらに、自ら考える力を養うために、論理思考力を鍛えたり、論理だけではなく『ヒトを動かす』ために社会心理学をベースとした手法を身に付けたりと、実践に役立つカリキュラムを提供できていることが支持を頂けている理由だと考えています」(君島氏)

この実践力もまた、君島氏が言う「志」を支える軸の一つになっているのだろう。実際、学生からは、「議論を通して自分が何をなすべきかというテーマが見えてきた」「判断するための軸ができた」「人や組織を動かす術を学んだことで思いを実現する手段が持てた」といった声が届いているという。

授業はケースメソッドを活用し、企業事例を基に徹底した議論を行う。変革を導くリーダーに必要な能力を鍛えるだけでなく、議論を通して仲間意識を醸成したり、自らが何をなすべきかを言語化したりするといった狙いもある

「リスキリングと組織トランスフォーメーション」の科目を担当する新村氏が紹介するエピソードも印象的だ。

「この科目で学んでいる内容を、自分の会社での変革にオンタイムで生かした学生がいました。その方は変革に取り組む際は自社のことを深く考えるため、大学院での学びが仕事とつながっていることを実感する、と話してくれてうれしくなったことを覚えています。

また科目の最終回の授業では、クラスメイト全員に個人課題をプレゼンしてもらうセッションがあったのですが、『30社以上のケースを一気に聞くことができたので、とても贅沢な時間だった』という声をもらい、このセッションを組み込んで良かったと思っています」(新村氏)

従来のMBAプログラムを再編して「エグゼクティブMBA」を設置したことも良い変化を生んでいると新村氏は言う。

「似たポジションの人が集まるので、会社を変革する思いやその重責、悩みなどが共有できます。もともとグロービスは在校生や卒業生同士のネットワークが強固ですが、同じ境遇で悩みながら挑戦する仲間同士だけに、より強い信頼感が醸成されているのだと思います」(新村氏)

同じ悩みを共有することで強い結束が生まれている点については君島氏も感じているとのことで、「今後もより広く強固な在校生・卒業生のネットワークづくりを支援したいですし、いわゆる同期だけではなく、在校生・卒業生を問わず、必要な人と出会える仕組みを作っていきたいと考えています」と言う。

最後に、今後のキャリアや自らのなすべきことを模索する40~50代のエグゼクティブ世代に向けたメッセージを聞いた。「一歩を踏み出せずに悩むことは価値のあることです」と言うのは新村氏だ。

「悩むということは打破すべきことがあると自覚できているということなので伸びしろがあります。新設した『エグゼクティブMBA』は、すぐに実務に役立つことを提供できているという自負があるので、悩んでいる人ほど解決策としてご検討いただければと思います」(新村氏)

君島氏は、学び始めるタイミングについて、ある学生のエピソードを引いてこう語る。

「ご自身が経営する会社が行き詰まって学び直しを決意された学生がいらっしゃいました。その方はもっと早く来ればよかったと感じたそうですが、同時にこれ以上遅かったらもっと悪い状況になったはずなので、リカバリーできるいいタイミングだったとも思ったそうです。早く始めれば仕事に生かせるタイミングも早まり、学習に投資した分を回収する時間も長くなるので、学ぼうと思った瞬間が最適なタイミングだとお伝えしたいです」(君島氏)

グロービスでは、多忙なエグゼクティブ世代でも学び続けられるよう、東京・大阪・名古屋・福岡・横浜・仙台・水戸の7都市に加えてオンラインでも受講できる体制を整えている。これまで培ってきた経験や人脈を新たな挑戦や社会貢献に生かしたいと考えている、あるいは自分のキャリアに停滞感を感じているエグゼクティブ世代は、グロービスの「エグゼクティブMBA」で自らの軸となる「なすべきこと」を見つけてみてはいかがだろうか。

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