桔梗原
日本企業のDX推進における現状の課題をどう捉えていますか。
柿崎
経営トップがAIなど最新技術を理解しておらず、経営そのものにもビジョンとプランがないため、システム導入プロジェクトに“魂”が込められていない企業が多いことを憂慮しています。経営者自らが描くビジョンとプランに従ってシステムを考えない限り、本当の意味でのDXは実現できません。DXはあくまで手段でしかありません。10年後に自社はどうありたいのか、そのためにどんな事業戦略で臨み、システムを導入するべきなのか、経営者が明確な意思を発信することが、DX成功の最低条件だと考えています。
桔梗原
ROITを創業した狙いを教えてください。
柿崎
大手SIerで経験を積んできて、オンプレミス、ウォーターフォール、スクラッチの仕組みの中で作られたシステム開発プロセスでは、クラウド、ローコードAIのよさを引き出すことができないと危機感を抱いていました。例えば画面に項目をちょっと追加するだけでも、要件定義から始めてプロセスを積み重ね、結果的に数百万円のコストが発生することも珍しくない。こんなことをお客様が望んでいるはずがありません。システム開発プロセスにイノベーションが必要と感じ、そこに私たちのビジネスチャンスがあると考え、起業しました。
桔梗原
旧態依然としたSIビジネスを変革しようと、自ら会社を興したわけですね。現在、どのようなサービスを提供しているのですか。
柿崎
Microsoft Azure、Dynamics365、Power Apps、Power BI、Copilotなど、マイクロソフトのクラウドサービスを駆使し、お客様の経営課題を解決します。IT投資効果(Return on IT)を最大化することを使命に掲げており、それが社名にも込められています。