株式会社CSM
ソリューション
執行役員

柴﨑 永人

三和シヤッター
工業株式会社
開発購買部門 電装開発部 部長

伊澤 秀観

トーイツ株式会社
取締役執行役員 COO

横田 哲宏

トーイツ株式会社
執行役員 CTO
研究開発部
マネージャ

内田 史景

ないものは、つくる。
国産技術×ITの
トータルソリューションで
IoTの社会実装を実現する

あらゆる企業の新サービス構想・設計を
IoTのフル実装で確実に叶える

三和シヤッター工業株式会社 トーイツ株式会社 株式会社CSMソリューション 株式会社CSMソリューション

多様なテクノロジーで社会課題解決に貢献するセイコーソリューションズのグループ会社として、IoTソリューションをハードウエアからソフトウエアまでワンストップで提供するCSMソリューションは、多くの企業のIoTシステムの開発を支援している。構想や設計があっても、実現しなければソリューションは成立しない。国産の高精度な技術と「必ず実現する」精神で、顧客が求める解決策を提供する同社の技術力は、様々なサービスを支えている。建材メーカーと医療機器メーカー2社への支援事例を通じて、その真価を読み解く。

商業施設・学校・住宅など
暮らしを支えるシャッターの
安全性確保と可能性拡大を支援

 「安全、安心、快適」をスローガンに、シャッターやドア、窓シャッターなど多彩な開口部製品を提供する三和シヤッター工業。創業以来、70年近くにわたって製造するシャッターは、国内市場シェアが多く占めるなど、高い技術力と販売力で業界を走り続けている。

同社のシャッター製品

同社のシャッター製品

 安全なシャッターを追求する同社の技術の一つに、防火・防煙シャッター等に搭載される避難時停止装置がある。「防火・防煙シャッターは、煙・熱感知器からの信号を受信したら、延焼を防ぐために自動的に閉鎖することが建築基準法で定められています。ただし、その際に人が接触したときは一時停止し、その後再びシャッターが降りるようにしなければなりません。この接触時の動作を実行するのが『避難時停止装置』です」と説明するのは、同社 開発購買部門 電装開発部 部長の伊澤秀観氏である。

伊澤 秀観氏

三和シヤッター工業株式会社
開発購買部門 電装開発部 部長

伊澤 秀観

 この避難時停止装置の動作を司る「危害防止用連動中継器」を開発したのが、CSMソリューションだ。

 「装置の動作自体は一見シンプルですが、緊急時の人命に関わるこの部分の内部構造は非常に複雑です。加えて、内部に搭載している電池は高寿命化と環境への配慮の両面に対応したニッケル水素電池へ変更したいという私たちの要望もありました。災害時に確実な作動が求められる機器のため、非常に難しい開発であったと思いますが、それらすべてを実現してくれたのがCSMソリューションでした」と伊澤氏は説明する。

 三和シヤッター工業がCSMソリューションを開発パートナーに選んだ理由。それは、装置を構成するハードウエアからソフトウエア、ネットワークまでのすべてを1社で完結できる点と、高い技術力だ。

 「当社はIoTソリューションを“自社完結型”ですべて開発できる体制を整えているので、あらゆるアプローチで最善の解決策をご提案できます」と語るのは、CSMソリューション 執行役員の柴﨑永人氏である。

柴﨑 永人氏

株式会社CSMソリューション
執行役員

柴﨑 永人

 エンドツーエンドのIoTソリューションを提供するCSMソリューションは、クラウド開発にも強い。その強みに着目し、三和シヤッター工業は、スマートスピーカーやスマートフォンで「窓シャッター」などが操作できるスマートホーム統合アプリ「HomeLink」のシャッター通信中継器の開発もCSMソリューションに委託している。

 伊澤氏は、「コスト、設計、信頼性のすべてにおいて高いレベルを持つ企業です。これからも、安全を支え、暮らしを便利にする高機能な商品を一緒に作っていきたいですね」と語った。

 暮らしを支えるシャッターは、2社の共創でその可能性を拡大し、私たちの生活を安全で快適なものにしている。

医療現場のニーズに応える
ソリューションを徹底して実現

 医師や看護師の人手不足、過疎化による地域医療の縮小など、様々な課題を抱える医療業界。中でも深刻な問題を抱えているのが、周産期医療の現場だ。

 産科に特化した医療機器メーカーとして、この課題に応えるソリューションを提供しているのがトーイツである。

 「出産時の母体と胎児の状況をモニタリングする分娩監視装置のメーカーであり、1958年に創業しました。現在、分娩監視装置の国内シェアも数多くいただいています」と語るのは、同社 取締役執行役員COOの横田哲宏氏である。

横田 哲宏氏

トーイツ株式会社
取締役執行役員 COO

横田 哲宏

 高い市場シェアを支えるのは、トーイツの市場ニーズに対する徹底した姿勢だ。

 トーイツは、医療機器本来の「臨床的価値」だけでなく、医療従事者の負担を軽減する「ユーザー生産性」、人手不足や医療機関の減少といった社会課題の解決に貢献する「社会的価値」の3つを満たす製品作りに取り組んでいる。2023年に販売開始した分娩監視システム「emona(エモナ)」もその一つだ。

 「変化する課題とニーズに応えるため、装置単体で開発するのではなく、トータルソリューションとして開発する体制に大きく変えました」(横田氏)

 この体制で開発されたのが、分娩監視装置の「emona CTG」と、複数の装置のデータを集約し、遠隔からもデータをリアルタイムで監視できるセントラルモニター「emona CENTRAL」で構成される分娩監視システムだ。このトータルソリューションにより、搬送先の病院への事前データ連携が可能になり、医師・看護師のチーム医療体制のサポートにもつながった。24年に発生した能登半島地震の際には、被災地の周産期医療現場でも貢献した。

分娩監視装置「emona CTG」とセントラルモニターの「emona CENTRAL」

分娩監視装置「emona CTG」(左)とセントラルモニターの「emona CENTRAL」(右)

 「母子の命に関わる重要な医療データを、遠隔で正確にかつ遅延なく送信し監視ができるようにするには、複雑なネットワーク通信が必要です。それを実現するには、ハードとソフト、かつネットワークのすべての開発を1社で完結できる必要があると考えました」と説明するのは、これらの開発を指揮した同社 執行役員CTO 研究開発部 マネージャの内田史景氏だ。

内田 史景氏

トーイツ株式会社
執行役員CTO
研究開発部 マネージャ

内田 史景

トーイツがこのトータルソリューションの実現のため、パートナーとして選んだのが、CSMソリューションであった。

 「医療機器には、高度な技術、また、規格に準拠した開発が要求されますが、CSMソリューションは、それを完全国産で実現してくださりとても信頼できました」と内田氏は振り返る。

 トーイツの横田氏は、「今後もCSMソリューションとの共創によって、『emona』をさらに進化させ、トーイツの戦略コンセプトである『コネクトで価値創造』を実現し、周産期医療の課題解決、発展に貢献していきたい」と語った。

 CSMソリューションの柴﨑氏は「『ご要望は必ず実現する』という精神で、IoTソリューションのすべてを完全国産で開発できるケイパビリティが我々の強みです。国産の安心感と信頼性で、これからも社会貢献につながるソリューションを提供していきます」と語った。同社のIoT技術は今後も様々な業界の企業のソリューションを実現していくだろう。