自分を変えた挑戦
すべてをゼロから組み直す覚悟
「このままじゃ卓球人生が終わる」。早田ひな選手がそう痛感したのは、世界大会の代表選考から漏れた瞬間だった。幼い頃から世界一を目指し、一心に卓球と向き合ってきた彼女にとって、その知らせはまさにキャリアを根底から揺るがす出来事となった。
「このままの自分では、世界の舞台に立てない」。そう強く思い知らされた彼女は、現状を維持することの安全よりも、自身をゼロから再構築することに決めた。技術の見直しだけではなく、体の使い方、ラケットの振り方、感覚の再構築まで。15年以上かけて積み上げてきたものをいったんリセットし鍛え直すという決断は、並大抵のことではない。



