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インフォメーション・ディベロプメント

講演タイトル 真に実践的サイバー演習基盤とは~能動的サイバー防御の実現に向けて~

「SimSpaceサイバーレンジ」で
実践レベルの防御演習が可能に

大向 崇司氏

大向 崇司

株式会社インフォメーション・ディベロプメント
ナショナル・セキュリティ・ソリューション部
ビジネス ディベロプメント マネージャー

「『戦闘機でもセキュリティでも、最低でも10回は本格的な演習をしなければ、実践的なスキルは身に付かない』と米空軍出身のSimSpace創業者は言っている」とインフォメーション・ディベロプメントの大向崇司氏は語る。

昨今のサイバー攻撃は、今や軍事作戦レベルで戦略的かつ同時多発的に展開されている。対する日本国内の防御体制は十分とは言い難い。サイバー攻撃への対処法は机上でいくら学んでも身に付かない。「日本のセキュリティ投資は機器が中心だが、人材に投資しなければ、敵に“やられ放題”になる」(大向氏)と警鐘を鳴らす。

そこで、米空軍出身とマサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所出身の2人の創業者と米サイバー軍が共同開発したのが「SimSpaceサイバーレンジ」だ。仮想ネットワーク上で、攻撃・防御の訓練や検証を行うプラットフォームである。陸海空軍および海兵隊の米軍のみならず、日本を含む200を超える各国サイバー軍や情報機関、政府機関が採用。米国では大手銀行4行でも導入している。

最大の特徴は、リアルなネットワーク環境を忠実に再現できること。メール、Web、DNSなどのインターネット環境を模し、行き交うトラフィックも含めた業務環境を作り出せる。VMwareの仮想環境上で構成しているため、企業が導入するセキュリティ製品を載せて、より実際の環境に近づけることもできる。

攻撃者グループが実際に用いた最新の攻撃手法を、自動攻撃システムで再現できるのもポイントである。演習基盤には40種以上の攻撃パターンを搭載しており、コストを抑えた繰り返しの演習が可能となる。次期プラットフォームでは、セキュリティ製品の評価や検知力向上に資する機能や、実施した演習を自動評価する機能を搭載する予定である。

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