CYBER INITIATIVE TOKYO 2025 CYBER INITIATIVE TOKYO 2025
CYBER INITIATIVE TOKYO 2025 CYBER INITIATIVE TOKYO 2025

ServiceNow Japan

講演タイトル AIガバナンスの視座から捉える サイバーセキュリティの新課題と解決策

シャドーAIで攻撃対象が拡大、
“AI台帳”で可視化とガバナンス管理を

水野 拓郎氏

水野 拓郎

ServiceNow Japan合同会社
ソリューションSC本部
テクノロジーワークフロー部 部長

企業で生成AIの導入が進む中、承認されていないシャドーAIの社内利用が増えている。「AIの利用実態を精査しないままではアタックサーフェスの拡大などのリスクにつながる」とServiceNow Japanの水野拓郎氏は主張する。

世界の規制当局や標準化団体は、この問題に対し、すでに明確な方向性を示している。米国のNIST AI RMF(Risk Management Framework)、EUのEU AI Act、日本のAI事業者ガイドラインなどの指針に共通するのは“Identify”、つまりAIの把握である。サイバーセキュリティで最も重要な原則は守る対象を知ることで、見えないものは守れない。利用しているAIを一元的に可視化することが、組織を守る前提条件になる。

AIの資産管理には、次の4つの要素が不可欠となる。「データモデル」では必要な管理項目を定義し、ローカル管理ルールを排除する。次に「ライフサイクルプロセス」で利用申請などの入り口を押さえ、継続的に状態と変更を追跡する。そして、「ディスカバリー」にて可能な限り自動で更新する仕組みを整え、精度と鮮度を維持する。また、「使えるデータ」として一元的な可視性を高めるとともに、運用の基礎データとして各種ツールと連携できるようにする。

これを実現するのが、ServiceNowの「AI Control Tower(AICT)」である。いわば“AI台帳”として資産の可視化と一元的な管理を実現し、関連ツールとも連携することにより、企業のAIガバナンス全体を支えるプラットフォームの役割を果たす。「リスク把握も資産保護も可視化がすべての始まりであり、AIガバナンスはAI時代のサイバーセキュリティ戦略そのものだ。その管理のあり方についても、AICTには当社がグローバル企業とともに構築したベストプラクティスが詰まっており、すぐに対応を始められる」と水野氏は強調した。

関連リンク

サイバーイニシアチブ東京2025レビュー 総合トップ