2026年4月1日、銀泉、三井住友海上火災保険、三井住友フィナンシャルグループの3社共同出資による保険代理店としてスタートした三井住友インシュアランス&フィナンシャルサービス(以下、SMIF)。同社では今、「保険とは、挑戦のためにある。」というブランドメッセージの下、新たな変化が生まれている。様々な部署で活躍する社員たちが一堂に会し、新会社の現在地とこれからの挑戦について語り合った。

三井住友インシュアランス&フィナンシャルサービス株式会社

グローバル営業推進部
上席部長代理
冨岡 聡史氏

東京法人営業第一部
部長代理
目黒 誠志郎氏

東京法人営業第一部
難波 明未氏

統合リスク管理部
コンプライアンス室
石原 沙絵氏

法人営業第二部
花木 愛佳氏

リテール生命保険営業部
部長代理
安宮 まいこ氏

企業営業第一部
課長
神谷 明人氏

新会社になって何が変わったか

SMIF設立の話を聞いたとき、皆さんはどのような思いを抱きましたか。

冨岡

会社名に三井住友が入ることで、認知度や信頼度がさらに高まるとの期待感を持ちました。ブランドを背負う責任の重さも実感しています。

難波

新しい社名には「インシュアランス&フィナンシャルサービス」という言葉が使われており、お客さまを取り巻く様々なリスクや課題に対して、保険にとどまらない幅広いリスクソリューションを提供していく方向性が表れていると感じています。

そのため、私自身もお客さまの課題を多面的に捉え、より付加価値の高い提案やサポートができる人材になっていかなければならないと感じました。

神谷

業界全体を見ると、今後は代理店同士の統合やM&Aが進んでいくと考えていましたし、それは望ましい流れだとも感じていました。金融機関系の代理店が一体となり、日本を代表する代理店を目指していくその姿に期待を持ちました。

目黒

「三井住友」を冠する企業の一員になれたという気持ちが強かったです。三井住友銀行の親密保険代理店として長年にわたり歩んできた銀泉が、三井住友の名前を新会社名として掲げられるようになったことは大きな変化です。

花木

「日本一の保険代理店」や「業界トップクラス」といった言葉が強く印象に残り、高い目標を掲げる会社の一員として働けることを、とてもうれしく感じました。

石原

皆さん同様、社名変更によるお客さまへの認知度やネームバリューの向上には大きな期待を感じました。企業風土をアップデートしていく良い機会にもなるのではないかと思っています。

ブランドメッセージである「保険とは、挑戦のためにある。」について、現場ではどのように受け止めていますか。

神谷

激しい事業環境の変化に合わせて新たな挑戦を続けているお客さまから、「今の事業内容にこの補償で十分なのか」「新たなリスクに対応できているのか」といった相談を受けることも少なくありません。現場でもブランドメッセージを胸に、お客さまの挑戦に伴走しながら同じ目線で考え、適切な補償を一緒に検討していくことが大切だと感じています。

安宮

正直なところ、「保険は安心や安全を守るためのもの」との認識を持っていたので、最初は【挑戦】という言葉に戸惑いました。しかし、少子高齢化の流れにある日本では相続や介護といった、将来のリスクがテーマになることも増えてくるはず。そう考えると、今ある知識だけに頼っていては、お客さまに十分な安心を届けることは難しいと感じています。お客さまの挑戦を支えるためには、まず自分自身が挑戦することが大事――そう気づかせてくれたのがこの言葉です。今では自分の背中を押してくれるメッセージとして受け止めています。

多様な人材は競争力になるか

皆さんはグローバル営業、法人損保営業、個人生保営業、リスク管理などそれぞれ異なる領域で活躍されています。普段の業務の中で感じる各部門の強みや、SMIFならではの魅力について教えてください。

冨岡

グローバル営業の強みは、海外展開する企業のリスクを可視化し、適切な対策へとつなげられる点です。上場企業であっても海外現地法人のリスクや保険の状況を十分に把握できていないケースがあります。そのため、まずは現状を正しく把握することが重要であり、情報収集や分析を通じて課題を整理し、ニーズを掘り起こすところから支援しています。また、SMIFは日本本社と海外現地法人の双方の視点を理解し、その間に立って課題を整理・調整できる点にも強みがあります。海外拠点が抱えるリスクを把握するだけでなく、日本本社が重視するガバナンスやコスト管理、意思決定プロセスを踏まえた上で、本社と海外拠点をつなぎ、企業グループ全体のリスクマネジメントを提案・実現できることがSMIFの強みだと感じています。

目黒

法人損保営業では市場動向やお客さまの情報を密に共有し、次の営業活動に生かしていく文化が根付いています。こうした風土はSMIF発足前からありますが、最近はチーム制の導入によって社内での連携がさらに取りやすくなりました。統合によって、より専門性の高いサービスを提供できるようになると考えています。

安宮

従来の個人生命保険営業では契約の維持・管理が中心でしたが、現在はお客さま自身が気づいていないリスクを発見し、提案していくことがより重視されるようになってきました。そのため、提案力を高めるための勉強会や情報交換を活発に行っています。部内だけで解決が難しいテーマについては、営業推進やリスク管理などの他部門とも連携しながら、提案内容やコンプライアンス上の留意点について意見交換しています。そうした横断的な連携は旧銀泉時代よりも活発になっていますし、特別な場を設けなくても自然に知見を共有し合う雰囲気があります。

石原

統合リスク管理部の強みは、コンプライアンスに関する知見や経験が豊富なメンバーが数多く集まっていることです。中でも印象的なのは、課題が発生した際に個人で対応するのではなく、部署全体で議論しながら解決策を考える機会が多いことです。SMIFになってからは、様々な角度から物事を検討する場面が増えたと思います。

それぞれの専門性や知見を持ち寄ることで、お客さまへの提案や価値提供はどのように変化していくと考えますか。

難波

お客さまと初めてお会いする際には、「SMIFがどのような会社で、どのような価値を提供できるのか」をまとめた提案資料をお渡ししています。その中には、各部署がそれぞれどのような専門性を持ち、どのような形でお客さまを支援しているのかも明記しています。お客さまからすれば、SMIF全体で課題解決やリスク対応に取り組む姿勢があることが、安心感につながるのではないでしょうか。

花木

各部署や専門人材が連携することで、単なる足し算ではなく掛け算のような価値を生み出せると思います。例えば法人損保営業で火災保険を提案する場合でも、机上で保険料を算出するだけではなく、物件調査を専門とする部署と連携して現地を確認し、リスクを分析することが可能になります。その結果、具体的な根拠を示しながら、お客さまにとって付加価値の高い保険を提案することができます。

理念を現場でどう実装するか

お客さまと向き合う際、以前より意識するようになったことはありますか。

冨岡

保険は目に見えない商材なので、お客さまとの信頼関係がなければ契約いただくことも、継続していただくことも難しいものです。提案の中身を磨いていくためにも、お客さまがテレビや新聞、雑誌などで発信している情報にも熱心に目を向けています。

目黒

日々のレスポンスの速さや対応の質といった基本的な部分もこれまで以上に大切だと感じています。SMIFという名前が広がっていく中で、良い評価と共に認知されるよう、一つひとつ丁寧に対応していきたいですね。

一方で、新会社だからこその課題や、今後さらに改善していきたい点はありますか。

花木

SMIFという存在、会社としてのスタンスをお客さまに認知していただくことです。大阪では銀泉という名前が広く知られていたこともあり、SMIFを一から浸透させていく必要があります。そのため、お会いする際には会社の立ち位置や考え方について丁寧に説明するようにしています。

神谷

それに加え、多様なバックグラウンドを持つ人材をさらに増やしていくことが大切です。現在も様々な保険会社や銀行、保険代理店の出身者がいますが、今後は採用も含めて、異なるルーツや異なるグループ出身の人材が一緒に働く環境が望ましいと考えます。多様性のある人材が集まることで組織としての幅も広がりますし、より面白い会社になっていくのではないかと思います。

皆さん自身は、これからどのようなことに挑戦していきたいですか。

石原

コンプライアンス業務に携わっていますので、SMIFの基盤を支える立場として、お客さまはもちろん、営業現場のメンバーも安心して提案や挑戦ができる環境づくりに取り組んでいきたいです。

花木

まずはお客さまの状況やニーズをしっかり理解し、そのときどきに最適な保険を提案できる営業力を身に付けたいです。将来的には損害保険だけでなく、金融商品をはじめとした多方面の分野についても学び、保険の枠にとどまらず幅広い面でお客さまのお役に立てる担当者になりたいと考えています。

安宮

私は10年以上、生命保険の分野に携わってきましたが、複雑化する社会の中では、保険のみならず、お客さまの金融ニーズを総合的な視点で捉えることがますます重要になると肌で感じております。ですから今後は保険の枠にとどまらず他領域にも積極的にチャレンジし、自分自身の知識やスキルの幅を広げていきたいと思っています。

目黒

保険業界は今、大きな転換期にあります。そうした変化の中で、保険に関する情報はもちろん、様々な情報を継続的にキャッチアップしながら、自分自身も成長していかなければならないと感じています。

神谷

法人損保営業として、お客さまのリスクマネージャーのような存在になることが目標です。「この会社のリスクマネージャーとして一緒に考えてくれている」と感じていただけるような担当者を目指していきたいです。

難波

個別のリスクだけを見るのではなく、より多面的な視点でお客さまを理解することを心がけています。幅広い視野を持って提案することで、信頼していただける代理店の一員になりたいと考えています。

冨岡

SMIFの価値を高めていくためには、1日で劇的に何かが変わったり、サービスが大きく向上したりするものではないと思っています。だからこそ、それぞれの担当者が自分の持ち場で専門性を発揮しながら、どうすればより良くできるのかを考え続けることが肝心です。目指すのは、「保険やリスクマネジメントのことならSMIFに任せれば安心だ」と思っていただけることです。その評価をマーケットやお客さまから自然に感じていただけるよう、今後も継続的に挑戦していきたいと思っています。

座談会を終えて

執行役員 総合企画部長
佐藤 泰和氏

保険と金融の専門家集団として、お客さまを取り巻くリスクや課題に向き合い、価値ある提案を提供し続けることが、結果としてお客さまの挑戦を支えることにつながります。それこそがSMIFという会社をつくった理由であり、私たちが目指している姿です。

また、新たな挑戦をしようとする人をしっかり後押しできる会社でありたいと思っています。個人が成長し、強くならなければ組織も強くなりません。一人ひとりが成長し、その力によって組織全体が進化していく。そうした姿を社員一丸となって目指していきたいと思います。この取り組みを続けることで、お客さまからベストパートナーとして選ばれる存在に近づけますし、「日本一の保険代理店」という目標にも到達できると考えています。

三井住友インシュアランス&フィナンシャルサービス

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所属は取材当時のものです