中堅・中小企業に迫る
ランサムウェアの脅威
バリオセキュア
事業本部 ビジネスデベロップメント部
パートナーデベロップメント課 マネージャー
生島 猛 氏
企業や自治体などのコンピューター内のデータを暗号化して使用不能にし、その復元と引き換えに金銭を要求するランサムウェアの被害に関するニュースが目立っている。そこに出てくるのは、一般的に知られる大企業の名前が多いが、実はランサムウェア自体は中堅・中小企業を主要な標的として拡大を続けている。2025年3月に警察庁サイバー企画課が公開した「ランサムウェアの被害に関する統計」によると、被害を受けた企業・団体のうちの約63%は中小企業となっており、被害件数では大企業の倍以上だ。
バリオセキュア
事業本部 ビジネスデベロップメント部
パートナーデベロップメント課 マネージャー
生島 猛 氏
ランサムウェアによる被害は自社内にとどまらず、取引先や顧客、さらには社会インフラにまで波及し、信用低下と事業停止という重大な経営リスクをもたらす。バリオセキュアの生島氏は、多くの企業が抱える課題について述べる。「大きな危険があるにもかかわらず、中堅・中小企業においては、IT・セキュリティー人材の不足や予算の制約によって、ランサムウェアの対策に踏み出せない現実があります」
取引継続の観点からも、対策は待ったなしだ。特に製造業では、自社のラインが停止するというリスクにとどまらない。サプライチェーン全体でセキュリティー順守が取引条件となるケースが増えているため、対策が未整備のままでは、商談機会の喪失や信頼低下につながる。バリオセキュアの佐藤氏は、現状をこう説明する。「取引前から提出が求められるチェックシートにも、EDR(エンドポイント検知・対応)導入の有無を記載するなど、年々、具体的な対応が求められるようになっています」
感染後の確実な復旧
サイバーレジリエンスが鍵
バリオセキュア
事業本部 エンドポイント事業部
プリセールス課
佐藤 梅子 氏
バリオセキュアは、中堅・中小企業向けセキュリティー製品・サービスにおいて、3000社を超える運用実績がある。そのノウハウを生かして、確実に機能する「復旧力」までを組み込むことが、現実的かつ効果的なアプローチであると考える。すなわち、サイバー攻撃やシステム障害を「受けることを前提」として被害を最小限に抑え、迅速に復旧して事業を継続するサイバーレジリエンスの考え方が中核にある。「境界防御やアンチウイルスだけに依存する従来の前提を改め、感染時の封じ込めから原因追跡、確実なリストアまでを一体で設計することが、攻撃に対する現実解であると考えています」(生島氏)
バリオセキュア
事業本部 エンドポイント事業部
プリセールス課
佐藤 梅子 氏
ランサムウェア対策パッケージの心臓部は、AIによる振る舞い検知と自動隔離機能を備えたエンドポイント対策、及び独自暗号によるバックアップである。エンドポイントの危険度が閾値を超えた時点で端末を自動隔離し、ログ収集を継続したまま被害の水平展開を阻止する。「手動で対策する場合、ネットワークから遮断するためにまずLANケーブルを抜いてしまうでしょう。しかし、それではログが取れません。本サービスでは自動隔離でウイルスを封じ込めつつ、解析に必要な情報をログとして残すことができます」(佐藤氏)
同社が提供するのは、365日24時間のリスクに対して有効なMSS(マネージドセキュリティーサービス)だ。データのバックアップのために専用設計のストレージシステムを社内に設置し、データセンターと暗号化通信で同期させながらデータを保管する。万一の筐体故障時にも、データセンターに保管されたデータを使って復旧が確保される。「ストレージシステムはレンタルで提供されるため、事業方針に合わせた柔軟な容量変更も可能です」(生島氏)
バックアップデータを使ってシステムやデータを元の正常な状態に戻すリストアの確実性も、設計思想の要である。実作業は、バリオセキュア側のサポートチームが伴走する。さらに、アンチウイルスにも脆弱性の検知・管理機能が備わっているため、バックアップだけでなく、平時の安全管理も一緒に底上げされる。
運用面では、バックアップの有人サポートが平日9〜18時で提供される。中堅・中小企業に特化した日本語サポートは評価が高く、佐藤氏は「国内ベンダーなので、日本語で会話しながら同じ画面を見て支援できるという対応が、安心につながっています」と語る。
専用設計のストレージシステムによって、オフィス内のデータはファイル単位で2カ所の保管先(社内/データセンター)にバックアップされる
話題になっている今こそ
導入のチャンス
バリオセキュアが目指すのは、ランサムウェア対策の「透明化」と「手離れ」だ。導入して終わりではなく、常にバックアップが正しく取得されているかを監視し、異常の早期検知と復旧支援までを一気通貫で提供する。中堅・中小企業のニーズに寄り添った導入のしやすさも特長だ。申し込みから最短10営業日で設置・開始が可能。また、100端末1年間で99万円(税別/参考価格)というコスト面も強みだ。
ランサムウェアの攻撃は巧妙化し、停止コストは増大するばかりである。だからこそ、中堅・中小企業が現実的な投資と運用負荷で「侵入前提の備え」を手にすることに、大きな価値がある。佐藤氏も「最近の報道によって、ランサムウェア対策の必要性はすでに社内で共有されつつあります。いざという時に『なぜ入れなかったのか』と問われないよう、今が導入の好機です」と述べる。
バリオセキュアのソリューションは、事業継続を守る最後の砦として、中堅・中小企業の競争力向上を支援する。



