ソーシャル・デバイスSpecial対談
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(※所属・肩書は掲載当時のものです)
先ほど展示ブースを拝見しましたが、フエニックス・コンタクトは多くの製品を提供していますね。
図1 2016年のハノーバーメッセに初出展したロームのブース。SiC ショットキーバリアダイオードが搭載予定のフォーミュラEカーも展示
図2 クナフラ氏にSiCパワーデバイスの最新技術を紹介する伊野氏
ロームの主力製品は電子デバイスですが、製品を開発する際に社会課題を意識しています。例えばデバイスの小型化は部材の消費量削減に役立つはずです。省エネは重要な社会課題の一つですが、私が担当しているSiCパワーデバイスは、この課題の解決に直接貢献できる技術の一つだと考えています(図2)。例えば先ごろ、汎用インバータや製造装置など産業機器の補機電源向けに耐圧1700VのSiC-MOSFETを開発しました。従来、耐圧1000V以上のSi-MOSFETは、導通損失が大きいことから動作時にかなりの熱を発しました。このため大きな放熱部品を実装しなければなりません。さらに周辺部品の実装にも制限を設ける必要があり、これらが小型化を進めるうえでの制約になりました。新開発のSiC-MOSFETならば、導通損失はSi-MOSFETの8分の1なので、放熱部品を小さくできるうえに、実装の制限をゆるくすることができます。さらにSiC-MOSFET駆動用に開発したAC/DCコンバータ制御ICを組み合わせれば、効率を最大6%と劇的に改善することが可能です(図3)。
図3 SiCパワーデバイスの利点
図4 フエニックス・コンタクトは、自動車業界向けの高効率化ソリューションを展示
高効率でエネルギーを利用する技術は、今後ますます重要になるでしょう。今回のハノーバーメッセで、当社は市場のニーズを先取りした先進的なソリューションを紹介していますが、そこで採り上げている大きなテーマの一つが「エネルギーの効率化」です。具体的には自動車の製造ラインにおけるエネルギー消費の効率化を図るためのソリューションを展示しました(図4)。また私は2010~12年に自動車の製造システムで消費するエネルギーなどのリソースを削減する業界のイニシアティブ「Green CarbodyTechnologies」に参加していました。私たちは高効率化という共通のテーマにかかわっているようですね。本社/ 〒615-8585 京都市右京区西院溝崎町21
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