日本初のフリーズドライ製法を採用したソリュブルコーヒーとして、1967年に誕生した「ネスカフェ ゴールドブレンド」。なぜ、日本のコーヒー文化の醸成に大きく関わるロングセラーとなったのか。ネスレ日本の栗山真由子氏は「時代ごとの生活者ニーズに寄り添いながら進化を続けてきたこと」を理由に挙げた。
「ご家庭で手軽に、美味しいコーヒーを飲んでいただきたいという思いは、発売当初から変わりません。一方、ライフスタイルや価値観の変化に合わせ、製法やラインアップを含めて体験価値向上を追究し続けたことが、長年支持していただいている背景にあると思います」
製法面では、2013年からの独自の「挽き豆包み製法」採用でレギュラーソリュブルコーヒーへと進化を遂げ、より豊かな風味を実現している。「ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め」「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」といったラインアップ拡充も、生活者の声を基に進化してきたポイントだ。
また、働き方の多様化を含めて生活様式が大きく変わる今、自分らしい時間をつくるアイテムとしてコーヒーを捉える層が広がっているという。そうしたニーズに応えるのが「ネスカフェ ゴールドブレンド」をより美味しく、本格的なコーヒーとして楽しめるコーヒーメーカー「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」シリーズ。09年の発売から17年、累計出荷台数680万台※を突破した「バリスタ」のコアバリューについて、栗山氏は次のように語る。
「ワンタッチで誰でも、クレマ(泡)のある本格的なコーヒーを楽しめること。スプーンで淹れたときと比べ、香りの広がりが25%アップするなど、手軽さと美味しさの両立が大きなテーマであり、アプリ連携やデザインなどを含め、時代に合わせた進化も続けてきました」
その「バリスタ」シリーズから、最新機種となる「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ kotone」が登場。ネスレ日本では、22年から「これからの時代の“バリスタ”とは何かを見つめ直しました」と栗山氏。そこで浮かんだのが「コーヒーを淹れる機能だけではなく、暮らしに自然に溶け込み、日常の心地良さに貢献する存在であること」だった。これまでの「バリスタ」シリーズを刷新するデザイン、かつ革新的なフルモデルチェンジとなっている。
「従来は“ネスカフェのマシン”として目立つデザインでしたが、『バリスタ kotone』では人の暮らしや行動になじむデザインを実現するため、プロダクトデザイナーの知見を取り入れました。毎日使うものだからこそ空間に溶け込み、使うたびに心地良さが感じられる佇まいを目指しました」
キッチンやインテリアとの調和を意識して議論を重ね、スリムでありながら「バリスタ」らしい丸みが残されたフォルムに。配置を工夫し、LEDを白に統一(エラー時はオレンジ)した操作パネルなど、全体的にミニマルなデザインが生まれた。カラーは、象徴的だった赤をあえて使わずに「プレミアムブラック」「プレミアムホワイト」「クールグレー」の3色展開。抽出音を抑えた静音設計も大きな進化点で、デザインと機能の両面から、日常の暮らしとの調和を具体的に提案する出来栄えとなっている。
「コーヒータンクは、残量がひと目でわかるだけでなく付け替え式にしました。別のタンクを用意して、ランチ後はいつもの『ネスカフェ ゴールドブレンド』、夕方以降は『ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス』など、異なる種類のコーヒーを自由に楽しんでいただけます。新しくリリースした専用アプリでは、コーヒーとの新たな接点が生まれる仕掛けもあるので、ぜひ使ってみてください」
ミニマルなデザイン、静音設計などで新しい価値を提案する「バリスタ kotone」は、暮らしに心地良く響く「琴の音」からのネーミング。より豊かで美味しいコーヒーライフの入り口になってくれるはずだ。
※ ネスレ日本調べ、2025年12月末時点

