企業が有するシステムを最大限に活用できる Windows のスマートフォン

目まぐるしく状況が変化するビジネスの最前線。戦い抜くには、スマートフォンの活用による機動力や生産性の向上が欠かせない。そこで導入を検討したいのが、最新OS、 Windows 10 Mobile を搭載し、ビジネスとの高い親和性を実現した Windows 10 Mobile 搭載デバイス。果たしてその使用感や実用性はどうだろうか? 日経BPヒット総合研究所の3名の研究員がレポートする。今回は、元・日経エンタテインメント! 編集長で日経BPヒット総合研究所 上席研究員の品田英雄に、 人気機種「VAIO Phone Biz」を試してもらい、Windows 10 Mobile 搭載デバイスの第一印象を聞いた。

品田英雄/使用するWindows 10 Mobile搭載デバイスはこちら! VAIO Phone Biz

日経BPヒット総合研究所 上席研究員
日経エンタテインメント! 編集委員
元・日経エンタテインメント! 編集長
1997年に「日経エンタテインメント! 」を創刊、編集長に就任。発行人を経て編集委員。著書に『ヒットを読む』(日経文庫)。デジタルハリウッド大学大学院で客員教授を務める。

VAIOらしいアルミ削り出しの上質なボディに、最新OSである Windows 10 Mobile を搭載した「VAIO Phone Biz」。高性能オクタコアCPUや5.5型フルHD液晶(解像度1920×1080)など、 Windows 10 Mobile 搭載デバイスとしてはワンランク上のスペックを備える。

Continuum と大型モニターの接続でスマートフォンの限界が変わる

Continuum の接続は、HDMI端子に別売のワイヤレス・アダプターを接続するだけなので利用が簡単

Continuum の接続は、テレビや液晶モニターのHDMI端子に、別売のワイヤレス・ディスプレイ・アダプターを接続するだけなので利用が簡単だ。キーボードとマウスはBluetooth接続もしくはUSB接続で利用できる

 “出先でも会社のパソコンと同じように作業できるスマートフォン”として、ビジネス現場からの期待が高まっている Windows 10 Mobile 搭載デバイス。その最も大きなトピックの1つが Continuum と呼ばれる機能で、元・日経エンタテインメント! 編集長で、日経BPヒット総合研究所の上席研究員 品田英雄が今回試した「VAIO Phone Biz」もこれに対応している。 Continuum は、スマートフォンを液晶モニターやテレビにワイヤレス接続すると、スマートフォン上のアプリが Windows 10 と同様のユーザーインターフェースで表示され、キーボードやマウスを使ってあたかもパソコンのように操作できるというもの。これにより、外出先にズッシリ重いノートパソコンを持ち出す必要がなくなるのはもちろん、企業としても、会社のデスクトップ環境をあらゆる場所で社員に提供し、生産性を高めていくことが可能となる。

 品田は、「私は出張も多いですし、テレビ出演をする際の衣装は自前。2回分の放送をまとめて収録するケースだと衣装も2パターン用意しなくてはならないので、非常に荷物が多くなることがあります。正直、ノートパソコンまで持ち歩くのはかなりストレスでしたが、それがスマートフォン1つで済むのであれば、これほどうれしいことはないですね」と語る。

「VAIO Phone Biz」も、いまやビジネスのデファクトスタンダードになりつつある Office 365 のほか、 OneDrive 、 Azure といったクラウドサービスに対応しており、マイクロソフトアカウント1つで各種設定やデータを一元管理できる。これを Continuum と組み合わせれば、「会社にいないとできない作業」といった線引きがなくなり、いつでもどこでも会社のパソコンと同様な仕事環境の実現が可能になる。

「たいていのことはスマートフォン上で済ませてしまいますが、送られてきた原稿をきちんと校正したり、長文の文書を作成したりするのにはやはり限界があります。 Office の文書や資料を液晶モニターやテレビの大きな画面で閲覧・編集し、 OneDrive にアップして社内外のメンバーと瞬時に共有できる。生産性は間違いなく向上すると思います」

※一部の機能利用には、 Office 365 サブスクリプションが必要です。

5.5インチのサイズ感に好印象“ぷ”と“ぶ”の違いなど細かい文字も読みやすい

VAIO Phone Biz

大型の5.5インチフルHD(解像度1920×1080)液晶ディスプレイを採用しているため、細かい文字もストレスなく読み取れる。コンパクトすぎると視認性が低下し、大きすぎると携帯性が犠牲になってしまうが、5.5インチはそのバランスが取れたジャストサイズと言える

 Windows 10 Mobile 搭載デバイスの人気機種「VAIO Phone Biz」を手に取った品田が、「なるほど」と大きく頷いた。ハードウエアの部分で特に気に入ったのは、5.5インチの液晶ディスプレイのようだ。

「普通のスマートフォンだと、文字が小さくて読みにくいことがありませんか? 例えば“ぷ”と“ぶ”の区別がつきにくいとか、目をギュッと細めても英文の“,”と“.”の見分けがつかないなどですね。ビジネス文書はストレスなく正確に読めることが大切ですから、スマートフォンとしては比較的大きい5.5インチの画面は見やすくて助かります。しっかりフルHD(解像度1920×1080)が確保されているところも好感が持てます」

 背面は高級感のある削り出しのアルミニウムで覆われており、美しい見た目と高い堅牢性を両立させている。「人に自慢したくなるような洗練されたデザインもVAIO製品の魅力」と品田は続ける。

「シンプルでありながら、オシャレ感があるのがいいですね。実は以前VAIOのノートパソコンを使っていたことがありまして、ファミレスなどで見られてもいいというか、ちょっと得意気に仕事をしていたこともありました(笑)。『VAIO Phone Biz』は薄くてエッジに向かって少しラウンドがついているので手になじみやすいですし、ブラスト加工のサラリとした質感も心地いいです」

 携帯性と視認性のベストバランスを狙った画面サイズと、見た目と機能性を兼備した巧みなボディデザイン。このあたりも「VAIO Phone Biz」の大きな魅力の1つと言えそうだ。

会社のシステムと Office 365 を連携使い慣れた環境で業務がスピードアップ

品田氏とVAIO phone Biz

ビジネスでの使用頻度が極めて高い Office Mobile をプリインストール。 Office 365 との連携で、「出先でも Word や Excel 、 PowerPoint などのフル機能が使え、編集が行えるというのは、私のように外出することが多い人にとってはとりわけ有益なポイントになるはずです」と品田も太鼓判を押す

「 Windows 10 Mobile搭載デバイスは、会社が Office 365 サブスクリプションをサポートしていれば、 Office アプリのフル機能が使えるようになり、 SharePoint や Exchange 、 Azure といった会社が有するサービスやシステムとも連携できるようになりますよね。会社はシステムを有効に使えて、社員にとっても慣れたアプリや環境を使えるメリットがある。私自身、イベントの打ち合わせが何本も続いたり、遠方に出張したりで数日間出ずっぱりになることも珍しくないので、情報が集約された SharePoint 、社内で利用しているメールや予定などにスマートフォンからもアクセス・参照できるというのは非常に助かります。シームレスな情報共有、そしてその活用がビジネス成長のカギとなりますが、これなら時と場所を問わず業務を効率化できるのではないでしょうか」

 ビジネスはスピードが命。どれだけ迅速に、かつ的確に対応できるかでビジネスの成果が大きく変わる。会社のシステムを有効に活用でき、仕事する環境をシームレスに持ち出せる Windows 10 Mobile 搭載デバイスが、ビジネスを加速させるためのキーデバイスとなるのは間違いないだろう。