日経トレンディネットSpecial

BMWのPHEVは、なぜ賢い選択なのか?

高速道路ではモーターすら不要!?これって究極のエコじゃないですか!

さあ、いよいよ臨海副都心入口からは高速道路へ。ドライブモードは引き続き「AUTO eDRIVE」。スピードは徐々に制限速度の80km/hに近づいていくが、エンジンは始動の気配を見せない。それどころか、オンボードモニターには、モーターすら回転していないという情報が映し出された。

「これが説明を受けたコースティングという状態ですね。エンジンはおろか、モーターすら使用しない滑空状態。エネルギーをまったく使用していないってことですよね。そんなことってあり得るんですか?こりゃあ燃費は飛躍的に伸びますね。惰性で高速走行できるなんて、なんとか家電にも応用できないものかな」

さらに、「MAX eDRIVE」を選べば、バッテリーが一定量充電されている限り最高120km/hの速度までモーターだけで走行できるという。このモードもうまく使えば、さらに燃費を伸ばせるだろう。

しかも、PHEVのメリットは燃費の向上によるエコ性能だけではない。エンジンと力強いモーターが同時にパワーを出せるので、同クラスのエンジン車を超えたパワフルな走りを楽しめるのだ。

「一定速度からぐいっとアクセルを踏むと、とても力強く加速してくれる。モーターのパワーによって後ろから押されるような感覚ですかね。常にパワーに余裕があるから、走りにも余裕が生まれると思います。冷蔵庫を例にとると、実は容量の大きなもののほうが省エネ性能は上なんです。パワーに余裕があるから、あまり頑張らなくてもある程度の温度まで冷やすことができる。やっぱりパワーには余裕があったほうがいいんです」

海ほたるで休憩した後は、そのまま木更津北ICまで進んで高速を降りた。しばらくはアップダウンの続く丘陵地帯。アクセルワークも増えるため、エコ性能の実力が試されるはずだ。

「見てください!ちょっと下り坂でブレーキを踏むだけで、バッテリーが充電されています。これ、回生エネルギーの回収量がかなり多いんじゃないですか?普通のハイブリッド車だと、ここまで回生エネルギーで蓄電はされないですよ」」

安蔵さんが驚くのも無理はない。一般的なハイブリッド車とは比較にならぬほど大容量のバッテリーを搭載しているPHEVは、回生エネルギーの回収量も非常に多い。
「さらに『SAVE』モードにすれば、バッテリー残量が50%未満なら充電を行い残量を50%まで高めながら走行し、50%以上の残量があれば現在の充電量を維持しながら走行してくれるんですよね?これなら家に充電設備がなくても問題なさそうですね」

オンボードモニター
ゼロ・エミッション走行
走行履歴

安蔵氏のBMW PHEV総括 エコな燃費性能もパワフルな走りも想像以上!BMWのPHEVは、賢い選択だ

走りの気持ちよさを重視するBMWというメーカーですから、パワフルで軽快な走りというのはある程度予想できていました。興味があったのは、それを実現した上でのエコ性能。「走りもいいし、燃費もいい」そんな都合のいいことはないだろうと思っていたんですが、いや、まったくいい意味で裏切られました。市街地も高速も走って、ほぼカタログ数値と同様の燃費でしたからね。アップダウンもあったし、ストップ&ゴーも多かったことを考えると驚異的です。さらに、用意されたドライブモードをうまく使い分ければ走行中も十分にバッテリーの充電は可能。マンション住まいで家に充電環境がないということが、PHEVを選ばない理由にはならないと思います。

BMW 330e iPerformance

BMW 330e iPerformance

コンパクト・モデル・クラス並みの優れた燃料消費量と卓越したダイナミクス。

4気筒ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに電気モーターを搭載。プレミアムスポーツセダンのセグメントの頂点に位置づけられるBMW3シリーズの心躍るダイナミクスや躍動的なデザインを損なうことなくPHEV化された新時代のベンチマーク。

BMW 225xe iPerformance アクティブ ツアラー

BMW 225xe iPerformance アクティブ ツアラー

多用性と経済性、そしてドライビングの歓びが融合。

BMWではじめてeDriveテクノロジーと3気筒のツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを組み合わせたPHEVモデル。エンジンが前輪を、電気モーターが降臨を駆動させるユニークな4輪駆動方式が採用されている。