TREND EXPO TOKYO 2017 特別レビュー

ランドロイド展示会レポート

阪根氏と齊藤氏の対談が行われた「TREND EXPO TOKYO 2017」には、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズによる「ランドロイド」の展示ブースも設けられた。

全自動衣類折りたたみが実演されると、ブースの周囲には大勢の人が集まり、改めて注目度の高さをうかがわせた。

発表会の様子と、いよいよ2018年度に発売される「ランドロイド」の現況をレポートする。

人と衣類の新しい関係を生み出す全自動衣類折りたたみロボット「ランドロイド」

阪根信一氏
ランドロイド 画像

2015年のCEATEC JAPANで衝撃的な世界デビューを飾った全自動衣類折りたたみロボット「ランドロイド」。実は開発がスタートしたのは2005年と早く、すでに12年にわたって研究・開発が重ねられてきた。

そもそも阪根氏が「ランドロイド」を着想したのは、妻に「家の中で使うもので、どんな製品がほしい?」と聞いたところ、「洗濯物の自動折りたたみ機に決まっているじゃない」と言われたことだという。調べてみたところ、それは過去に世界中の誰も手掛けたことのない道具であった。「世の中にないものを創り出す」を信条とするセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズにとって、願ってもない開発テーマだと阪根氏は確信した。

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの計算では、人が生涯で洗濯物の折りたたみに費やす時間は約9000時間。日数では375日分にもなる。平均80年と短い生涯のうちの1年余りを無駄に費やすことがなくなるのなら、世の中に送り出す価値があると考えた。 「ランドロイド」には、画像解析、AI、ロボティクスなどの最新技術が複合的に投入されている。乾いた衣類を投げ込めば、画像解析で衣類を識別し、AIがベストなたたみ方を判断、ロボットアームがつかんで折りたたむ仕組みだ。衣類別や家族別に仕分けもしてくれる。

また、専用のスマートフォンアプリを使えば、外出先でも「ランドロイド」が整理した衣類の種類が確認できる。例えば買い物中にランドロイドアプリを立ち上げ、「オンライン・クローゼット」という衣類の登録ページを開けば、ワードローブを確認しながら、足りない服を買ったり、重複する衣類の買い物を避けたりすることができる。

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは、「ランドロイド」の発売を控え、月額制ファッションレンタルサービス「エアークローゼット」および、IoT家電メーカー「Cerevo」との協業も発表した。

「エアークローゼット」との協業では、ランドロイドアプリ内の「オンライン・クローゼット」に登録された衣類の中から、活用頻度の低い衣類を選び、それを使ったコーディネートを提案してくれる「衣類コンシェルジュ」を開始する予定。

また「Cerevo」は、話しかけると自動で点灯する音声認識デスクライト「Lumigent(ルミジェント)」を製造・販売しているが、同じように「Lumigent」に話しかけると「ランドロイド」が作動する仕組みを検討しているという。

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1. フロントパネルに強化ガラス、サイドパネルに天然木を使用。 2.サークル・インターフェースのハンドルには本皮を採用。 3.衣類は下段のインサート・ボックスに投入。 4.サークル・インターフェースの針は3:00の位置(スタンバイ)に設定されている。 5.たたみ、仕分けされた衣類は中段のピックアップ・トレイに。 6.AIが最適なたたみ方を学習していく。

衣類を投入したらサークル・インターフェースを回すだけ

「TREND EXPO TOKYO 2017」に出展された「ランドロイド」のブースでは、開発中のデモ機による実演が行われるたびに黒山の人だかりができていた。最先端の技術が数多く投入されているにもかかわらず、シンプルで使いやすい点にも注目が集まっていたようだ。

中型の冷蔵庫のような大きさの「ランドロイド」は、その前面上部に「サークル・インターフェース」と呼ばれる丸い操作部だけが付いた非常にシンプルなデザインだ。

最下段の棚に衣類を投入して「サークル・インターフェース」の針を7:00の位置に回すと、折りたたみがスタート。7:00のところから青色のLEDランプが時計回りに動き出す。

LEDランプが12:00の位置で点滅すると作業は完了。「サークル・インターフェース」の針を12:00の位置に回すと扉が開き、衣類を取り出せる。中央の取り出し口に整理された衣類はアイテム別、または家族別に仕分けされている。

ランドロイド展示会 会場の様子

1枚の衣類をたたむのに要する時間は10分ほど。一度に投入できる衣類の数は20~30枚だ。30枚で最大5~6時間かかる計算になるが、就寝前に洗濯物を投入すれば起床時に、通勤前に投入すれば帰宅前までに折りたたみ・仕分けが完了しているので、十分合理的だ。

折りたたみ可能な衣類は「Tシャツ/カットソー」「ボトムス」「ホームウェア(パジャマ)」「バスタオル/フェイスタオル」。Tシャツやパジャマは長袖・半袖を問わず対応可能で、今後は靴下のペアリングなどにも対応するという。

さらにセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは、今後、洗濯機・乾燥機・折りたたみ機の機能を一体化した製品の発売も考えているという。人類が衣類にまつわる無駄な時間から完全に解放され、その時間を趣味や家族とのふれあいに充てられる日がやって来るのも近いかもしれない。

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