空気予報 空気の未来を考えよう
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眠りの質は空気が決め手
厚着するより寝具を工夫

2017.01.12

(文/山田真弓)

天日干し&ふとん乾燥機で寝室の空気の大敵、ダニ退治

寝具の湿気対策としては、こまめな天日干し、ふとん乾燥機の活用が有効だ。これは、寝室の空気の大敵、ダニ対策にも有効だ。

ダニは主に畳、じゅうたん、衣類、ぬいぐるみ、布製いす、布製ソファ、そして寝具などの湿気が多く、温かく、静かな場所で生息、繁殖する。つまり寝具は“ダニの恰好の住み家”だ。寝具にいるようなダニは基本的にコナダニ系の小さなダニなので刺したりはしないものの、死骸や抜け殻、フンのすべてがアレルギーの原因となる。

「湿気を取ることがダニの増殖を防ぐポイントになります。天日干しなら少なくとも週1回が理想的で、それ以外にはふとん乾燥機をこまめに使って湿気を取ると効果的です。また、寝具の素材によって湿気のためやすさが違い、ウールなどの動物性の繊維の場合、吸水力がありつつ放出力も高いのですが植物性の天然繊維の場合は放出力に乏しいという特徴があります。特に木綿わた敷きふとんは吸水力が高く湿気を逃がしにくいので、よりまめな天日干しやふとん乾燥機での加熱がお薦めです」(杉原さん)。

良い寝具は良い空気を作る

ふとん乾燥機を使えばふとんも温まり眠るときに気持ちが良いという効果もあるし一石二鳥だろう。

「今の季節は、ふとんの中を温めるといいですね。眠る前にストレッチをしたり、温かい飲み物を飲んだりとせっかく身体を温めても、入ったふとんがひんやりしていたら、血管が収縮してしまったり、入眠のための身体の放熱がうまくいかなくなったりします。例えばゆたんぽを入れておいてふとんの中を温めたり、温熱式のふとんを使うなどで、ぜひ快適な寝床内気象を整えて、睡眠の質を向上してみてください。

それから睡眠の質を上げるときに、これまでは枕を買い換えていたという人は、同時に、寝ている間の体重の92%を支える、敷き寝具を見直すことをお薦めします」(杉原さん)

体に合っていない敷き寝具を使っていると、如実に身体に出やすい。軟らかすぎる敷き寝具を使っているとお尻など重い部分が沈み込んで腰痛につながってしまったりする。あるいは硬すぎる敷き寝具を使っていると肩やお尻など凸部分だけで体を支えることになるので、寝ているうちにその部分が痛くなったりするという。

寝ている間もまっすぐ立った状態かそのままキープできる寝姿勢が理想的だ。

(画像提供:東京西川)

同じ人でも、敷き寝具の素材(硬さ)によって体圧分散は異なる(画像提供:東京西川)

そこで最近では寝姿勢を保持しつつ体圧を分散する敷き寝具も登場している。

「弊社ではウレタン素材の敷き寝具をご用意しています。4層特殊立体構造で体圧を分散させながら、寝姿勢を保持します。しかもウレタンならではの透湿性で湿気を裏面に落とすようになっているので、中に湿気をため込まず、ダニもつきにくくなります」(杉原さん)

良い寝具が良い空気を生み、良い睡眠につながる。睡眠の質を向上するために、寝具の見直しをしてみるのも良さそうだ。

東京西川の「&Free マットレス」は点で支えて体圧を分散するマットレス。「お手入れは簡単。裏の面に湿気が落ちるのでマットレスの下に除湿シートを敷いたり、壁に立てかけて風に当て乾かすようにすれば、大丈夫です」と杉原さん(画像提供:東京西川)