空気予報 空気の未来を考えよう
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春を迎えるスキンケアに必要なのは科学と知識
正しい美容知識の身につけ方編

2017.02.10

(写真/福田栄美子 文/杉山元洋)

日々化粧をする女性にとって、冬の乾燥した空気は美容の大敵。気温が冷え込むこの時期は、いつも以上に念入りにケアをしているという方も多いはず。そんな季節こそ、「美容には科学に基づいた合理的な考えが大切」と話すのは、日本化粧品検定協会の代表理事を務める小西さやかさん。今回はコスメコンシェルジュでもある小西さんに、美容に関する正しい知識についてうかがった。

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「学生時代は全くメイクに興味がなかった」という。

小西さやか(こにしさやか)
JCLA 日本化粧品検定協会 代表理事、コスメコンシェルジュ。広島大学卒業後、大学院に通いながら国連大学にて補助研究員としての活動も行う。化粧品メーカーで化粧品の処方開発、商品開発、評価などに携わる。2011年に一般社団法人コスメコンシェルジュ協会(現:一般社団法人JCLA 日本化粧品検定協会)を立ち上げ、代表理事を務める。近著に『コスメのプロが毎朝、実践する 1分メイク& 1分スキンケア』ほか、著書多数。

――化粧や美容に興味を持ったきっかけは?

いまでこそ化粧と美容に深く関わっていますが、学生時代は理系の研究畑を歩んでいたため、メイクには無頓着。卒業後、自然を科学することをテーマに掲げる化粧品メーカーに入社して初めて、お化粧に興味を持つようになったんです。

「様々な成分から生み出される化粧品の開発は“天職だった”と」小西さん。

――そもそも化粧品とはどういったものなのでしょうか?

肌につけたりする点では医薬品と似ていますが、化粧品は「人体に対する作用が緩和なもの」と医薬品医療機器等法で定められ、医薬品とははっきり区別されています。ただ、たとえ穏やかでも、選び方や使い方を間違うとニキビ跡のように一生残ってしまうようなトラブルを起こしかねないんです。

「化粧品選びと使用法を間違えると一生トラブルを抱えることも」

例えば、学生時代の私の額はニキビだらけでした。身近に化粧品専門店も無く、美容室で勧められるままブームだった液体オイルを使ったところ、ひどく悪化してしまった。今思えば、皮脂が原因で起きるニキビに油を塗ったら逆効果なことは当たり前ですが、当時は売り手にも専門知識が不足していた。自己防衛のためにも基礎知識が重要なんです。