空気予報 空気の未来を考えよう
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春を迎えるスキンケアに必要なのは科学と知識
正しい美容知識の身につけ方編

2016.02.10

(写真/福田栄美子 文/杉山元洋)

化粧品は正しい知識を身に付けよう。

「化粧品は適材適所で利用するための正しい知識が大切」

――専門知識に触れる機会はあるのでしょうか。

化粧品メーカーで研究開発部に所属し最初はメイク商品の処方開発に就きました。入社時研修で初めて、正しい洗顔やクレンジングの方法、メイクアップ方法などを知りました。ですが、そういった基礎的な情報ですらユーザーにまで届いていないと感じたのです。食事は学校の家庭科で作り方や栄養学を学んだ上で実践しますよね。お化粧もほとんどの女性がするので、しっかりと基礎を学んでから実践してほしいですね。

「赤みに緑を乗せることで肌本来の自然さが表現できる」

見た目を飾るという意味だけでも、科学的な知識や考え方が役に立ちます。例えば、肌が腫れて赤くなってしまったとき、“補色”の関係にある緑系のクリームを使うと赤色を打ち消すことができます。そういった色の知識を正しく覚えることで、メイクアップのクオリティはぐっと上がります。女性をより美しくしてくれる化粧品の作用を科学的にとらえ、中身の成分を理解したうえでメイクを楽しんでほしいと思って立ち上げたのが、「日本化粧品検定」なんです。

「検定向けの教科書は実用的な美容本としても人気でアマゾン1位に入っているという」

――美容に関する検定は珍しいです。

幅広い年齢層の方を対象に、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指した検定制度です。美容はもちろん、皮膚のこと、化粧品の基礎、法律などの、化粧に関する幅広い知識を扱いますが、第一歩となる3級では、勘違いしがちな美容の知識を正しく覚えることから始めます。

――メイクや美容に関する情報は溢れているようにも感じます。

インターネットの広がりで、たくさんの情報にアクセスできるようになりました。しかしその反面、自己流のケアや、思い込みによる無責任な知識が一気に広まってしまうことも。情報の質を判断するには、正しい基礎知識を身につける必要があります。そういった間違いやすい事例を「科学的根拠をもとにこういう理由で正しくない」と、客観的に学んでもらうことで、確実に美容スキルを上げることができます。メイクや美容の基礎テクニックは、興味があっても独学が難しい分野。検定を受けなくとも、日々の美容スキルを上げる教科書としても活用していただけたらと思います。

続いての「男女とも活用できる化粧法編」で、冬の乾燥した時期に合わせたメイクやスキンケアについて伺おう。

>>男女とも活用できる化粧法編はこちら