空気予報 空気の未来を考えよう
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換気と調湿で“空気質”向上!
ヒートショックはなくしていける編

2016.03.03

(文/山田真弓)

環境基準のクリアが空気質の向上とヒートショックに効果

パナホーム株式会社
品質・環境本部企画
グループチーフマネージャー
山田欽也氏

暖房室から脱衣室やトイレに送られた空気が排気ファンを通して排出されるので、部屋同士の空気の温度差が少なくなるという。例えば、20℃に設定されている暖房室の空気がその部屋から排気されると、そのまま20℃の熱ロスとなるが、暖房がない脱衣室やトイレを通るとそこが2〜3℃引き上げられ、熱ロスも下げることができることになる(仮に13℃の室温だったら20℃に温められた空気が通ることで15℃まで上げられる)。「温めた空気を融通することで、住宅内の温度差を小さくできるのです」と中川室長は話す。

同社の品質部 品質管理グループ兼品質評価センター チーフマネージャー 増田典晃氏は、「弊社ではネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の基準をクリアした住宅を販売しています」と話す。

ZEHは1年間の消費エネルギーより、太陽光発電システムなどによって住宅でつくるエネルギーの方が多くなる(または差が0になる)住宅のことで、経済産業省では「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」を目標とし、普及に向けた取り組みを行い、そのために2016年度のZEH支援事業(補助金制度)も行っている。

同社の品質・環境本部 企画グループ チーフマネージャー 山田欽也氏は「ZEHをクリアするには建物の断熱性能を高め、暖房、冷房以外に換気、照明、給湯という家庭で使う5大エネルギーを高性能設備で高効率に利用する必要がありますが、弊社ではそれを高い基準でクリアしています。その結果、寒さに対する健康上の課題もケアできているのです。HEPA+が新鮮な空気を直接部屋に届けることで空気質を上げ、さらにヒートショックを少しでも和らげる。それがパナホームのZEHなのです」と話す。

つまり、環境基準をクリアすることで、空気質を向上し、さらに家全体の温度差も減らしヒートショックを和らげることにも貢献できたというわけだ。

後編では空気質について、さらに詳しく話を聞く。

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