空気予報 空気の未来を考えよう
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美しい髪と空気の関係
白髪にも効く? “与える”頭皮ケア

2017.02.28

(文/山田真弓)

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頭皮のハリが失われると顔がたるむ!?

1年の内で最も髪を育てるのに適した季節はいつか、ご存じだろうか。資生堂プロフェッショナルの野々垣雄太氏によれば、「春」なのだという。これは、冬に比べて外気の乾燥が解消され、顔などの肌荒れ同様に頭皮の肌荒れも改善され、気温が上昇することで血流が改善し、“髪の畑=頭皮”に栄養がいきわたって毛根が活性化されるから。

逆に言えば寒い日が続く2月、もしくは3月上旬ごろまでは、髪が育ちにくい季節。乾燥によるパサつき、細り、抜け毛などのダメージを抑えるためにはヘアケアが必要になる。特に、畑である頭皮のケアは重要だ。

「頭皮も皮膚ですから、顔のスキンケアなどと同様に考えるといいでしょう。“一枚肌”などとも言われる通り、全身は一枚の肌でつながっていますよね。特に頭皮は、顔や首、胸元くらいまでに直接影響しやすい、近い場所にあります。ですから顔のくすみが気になる、たるみが気になるなどの肌トラブルが現れたら、その原因は頭皮のハリ・うるおいの減少が原因かもしれないのです」(野々垣氏)

くすみやたるみが気になるとフェイスケアに力を入れてしまうが、頭皮ケアを加えるだけで、グッと顔の印象が良くなるかもしれない。もしかしたら首元のシワだって、頭皮ケアをすることで多少なりとも解消されるかもしれない。となれば、日々の“スキンケアの一つ”として頭皮ケアを取り入れたいところだ。

頭皮は髪の畑。乾燥したり、血流が悪くなって栄養が行きわたらなくなると、髪に影響が表れる(画像提供:資生堂プロフェッショナル)

頭皮ケアで白髪が止まる

しかも頭皮ケアは、白髪対策にもなる可能性があるのだという。

そもそも毛髪に色を与えているのはメラニン色素で、白髪はメラニン色素が作られなくなり、毛髪が色を失って光を反射して白く見える状態だ。このメラニン色素を生み出すのが、毛根内のメラノサイト(色素形成細胞)で、白髪にはメラノサイトが休んでいるタイプ(休止型)と、メラノサイトそのものが非常に減少、あるいは無くなってしまっているタイプ(欠失型)がある。そして白髪の多くは欠失型で、ストレスや栄養状態の不良、血行不良や代謝障害などさまざまな要因が考えられると野々垣氏は話す。

「メラニン色素を作るのには莫大な栄養が必要なことが分かっています。頭皮がエイジングしてくると、髪を黒くすることが難しくなってきます。白髪予防にはヘア、頭皮を健康にするために、ヘッドスパや頭皮用ウエッセンスの使用、頭皮マッサージなどを取り入れることが有効になると言われています」(野々垣氏)

白髪になったらもう後戻りできない…と思っていたら、実はケア次第で再び黒い髪が生えてくる可能性がある。もちろん頭皮が良い状態になれば育毛も促進される。

(C)エスグラフィックス / PIXTA(ピクスタ)