空気予報 空気の未来を考えよう
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花粉の季節のお部屋掃除術
花粉は持ち込まず、溜めず、取り除く!

2017.03.24

(文/山田真弓)

入ってしまった花粉、どこに溜まる?

頑張って防いでも、入ってきてしまった花粉はどこに溜まるのか。ダスキンの調査(2009年3月)によれば、一番多いのは玄関および玄関ポーチで、次がベランダ周辺。そしてリビングの床で、やはり扉や窓の開閉のある場所、そして家族の出入りの多い部屋の壁際に溜まりやすい。

「玄関や玄関ポーチ、ベランダといった出入口付近に多いのが花粉の特徴です。一方で、家族の出入りの多い部屋に溜まるのは、花粉だけではありません」(古屋氏)。

花粉以外のハウスダストの種類を見てみると、多いのは衣類や布団などから出る繊維質のものだというが、これらは室内で発生するものなので、減らすためにはこまめな掃除や衣類、布団の手入れも必要になる。一方、花粉は屋外で発生するため持ち込まなければいいわけだが、前述の通りゼロにできない以上、大なり小なり部屋の中で舞うことになり、それが落下すれば溜まる。「この落下して溜まった花粉をうまく除去しないと、人が動くたびに空気中を舞うことになるんです」と古屋氏は話す。

(イラスト提供:ダスキン)

意外と大きい! 花粉のサイズ

落下した花粉をうまく取り除くために知っておきたいのが、ハウスダストにおける花粉のサイズ感だ。ハウスダスト対策としては空気清浄機や掃除機などを使うことも有効だが、合わせてダスキンではモップでの掃除を推奨している。これは、花粉のサイズが大きく関わっている。

ハウスダストの種類とお掃除方法の種類(ダスキンの資料をもとに編集部で作成)

「モップと空気清浄機、掃除機は、どれか一つを使うより、併用したほうがハウスダストには効果的とされています。理由は、ハウスダストのサイズによって適切な掃除道具が違ってくるからです。ハウスダストの中で、ウイルスやタバコの煙は約0.0001mm。細菌やカビ、フケ・アカ、ダニのふんは約0.001~0.01mmで、ダニは約0.1mmとも言われます。対して花粉は0.03mm程度とされ、ダニよりもサイズが小さいんです。ですから花粉やダニのふん、カビなどを取り除くのには、モップが活躍すると弊社では考えています」(古屋氏)。ハウスダストの種類によって適した道具で取り除いていくことで、より室内の花粉も減らしていけるのだという。「ハウスダスト全体が多い状態だと、花粉を取り除くのにも時間がかかるので」(古屋氏)。

ではいつ掃除をすればいいのか。窓の開け閉めをしたらすぐにモップをかければいいのかというと、そうではない。花粉は一度空気中に舞ってしまうと、床に落下するまでに時間がかかり、その間、吸い込んでしまう可能性が高まる。

後編では掃除のタイミングや掃除方法のポイントを聞いていこう。

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