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さらに便利になった「フィルターお掃除ロボット」が守る空気の清潔性

意外と知らないエアコンの秘密④
さらに便利になった「フィルターお掃除ロボット」が守る空気の清潔性

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2016.12.13

(文/本間 幹)

エアコン内部の熱交換器へのホコリの付着を防ぐために設置されているエアコンフィルター。このフィルターに付いたホコリをそのままにしておくと、経済的にも衛生的にも問題があるため、こまめな掃除が必要だ。しかし、高いところにあるエアコンの掃除は意外と面倒――。この手間を軽減させる技術として登場以来、12年の実績を持つパナソニックの「フィルターお掃除ロボット」が、この秋パワーアップしたという。

フィルターのお手入れは意外と頻繁に必要?

「2週間に1度のフィルター掃除が理想的です」

エアコンの掃除というと、年にせいぜい1、2回――利用するシーズンの始まりや終わりや年末に行う程度という家庭が多いだろう。

しかし、パナソニック株式会社 エアコン事業部 商品開発部 機構開発課 主任技師の弘田利光氏は「エアコンの効率を落とさないためには、それでは足りない」と語る。

そして、冒頭の言葉と共にフィルターを掃除しなければならない理由をこう説明した。

「エアコンは、室内の空気を、熱交換器を通して暖めたり冷やしたりすることで、温風や冷風を吹き出します。フィルターはその際、空気に含まれるホコリを除去するためのものですが、ホコリが付いたまま使い続けると、空気の通りが悪くなり、消費電力が余計にかかってしまいます。そうならないように、こまめなフィルター掃除が必要なのです」

また、長い間掃除をしないと、ホコリはもちろん、空気中のカビなどもフィルターに付いたままになり、衛生上の問題もあり悪臭の原因にもなるという。

とはいえ、高所に設置されているエアコンの掃除は意外と手間だ。そんな煩わしさを軽減してくれるのが、パナソニックのエアコンに搭載されている独自技術「フィルターお掃除ロボット」だ。

フィルター掃除時間が従来の4分の1に

「フィルターお掃除ロボット」が初めて世に出たのは2004年のこと。そのメカニズムは「小型の掃除ロボットが、フィルターの上を動き回ってホコリを収集、外に自動排出する」ものだった。フィルター掃除の手間が軽くなると話題を呼んだが、登場から時間が経ち、広く使われるようになると「掃除時間をもっと短くできないか?」というユーザーの声が聞かれるようになった。そして、同社では掃除のスピード化に取り組み、元々約60分かかっていた掃除時間を4分の1の約15分にすることに成功。この秋デビューした「エオリアWX/Xシリーズ」に搭載されるに至った。

では、一体どのようにスピードアップを図っているのだろうか?

開発に携わった弘田氏の答えは次の通りだ。

「新しい『フィルターお掃除ロボット』は、累計で24時間以上、エアコンが運転されると自動で掃除を開始します。掃除の際、フィルターそのものを動かすことで、フィルターについたホコリをまとめてブラシでかき取る仕組みになっています。そうすることで、従来の方式に比べ、掃除時間を大幅に短縮しているのです」

パナソニック株式会社
エアコン事業部 商品開発部 機構開発課 主任技師
弘田(こうだ)利光氏

ブラシでかき取られたホコリはダストボックスに集められ、屋外に自動で排出される。なお、排出されたホコリは1回の排出量が0.02gと微量なので、家の外が汚れる心配はない。

さらにこの方式に辿り着いた経緯を尋ねると「このシステムは、これまで並存していた2つの方式を組み合わせて誕生したもの」だと弘田氏は説明する。

実は同社の「フィルターお掃除ロボット」には、1.先述の「小型のお掃除ロボットが動く」タイプの他、省スペースモデル用に今回登場したものと同様に、2.「フィルターを動かして集めたホコリをダストボックスに溜める」タイプが存在していた。しかし、こちらは自動排出機能はなく、ユーザーが溜まったホコリを捨てる必要があった。

つまり、今回進化した「フィルターお掃除ロボット」は、これら両方式のいいとこ取りをしたハイブリッド版なのである。