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花粉をすばやくパワフルに撃退! 驚異的な空質改善能力持つ「ナノイーX」誕生までの20年を振り返る性

意外と知らないエアコンの秘密⑤
花粉をすばやくパワフルに撃退! 驚異的な空質改善能力を持つ「ナノイーX」誕生までの20年を振り返る

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2017.03.07

本間 幹

7年間で性能6倍! 小型化・高性能化への道のり

2003年に製品が出た後も、度重なる技術革新により「ナノイー」技術は進化を続けた。その過程はデバイスの形状により、4つの世代に分けられるという。世代毎の特徴とポイントを同社の中田隆行氏に説明してもらった。その内容は次の通りだ。

■第1世代(2005年~)
「エアーリフレ nanoe」に搭載されていたデバイスは、製品本体のタンクに貯めた水に電圧をかけて「ナノイー」を発生させるものだったが、2005年に登場したデバイスは、「ペルチェ素子」により結露させた空気中の水分を使って発生させる方式に変更。このデバイスを同社では、第1世代に位置付けている。

■第2世代(2006年~)
第1世代でメンテナンスフリーとなった「ナノイー」デバイスをさらに小型化。

■第3世代(2007年~)
デバイスの生産数が増加したことで、生産ラインを自動化。大量生産が可能になった。

■第4世代(2011年~)
ペルチェモジュールによる冷却の効率を大幅に改善。これにより従来型デバイス下部に付いていた放熱フィンが不要になり、大幅な小型化に成功した。

パナソニック株式会社
アプライアンス社
ビューティ・リビング事業部
デバイス商品部
機能デバイス技術開発課
課長 中田隆行氏

「第1世代と第4世代のデバイスを比べると、サイズは11分の1に、性能は6倍になった」(中田氏)ということだ。

なお、「ナノイーX」もこの世代に含まれる。

1997年当時、2人だけの研究員でスタートしたという研究は、20年に渡る数々の技術革新を経て、現在、エアコンや空気清浄機をはじめ、後述するような様々な製品に搭載されるパナソニックのコア技術に成長したのである。

自社製品以外にも活用が広がる「ナノイー」の未来

「ナノイー」は、ドライヤーや冷蔵庫などにも搭載されているが、空質改善効果以外に、美肌・美髪効果や食品の鮮度維持などの効果があるという。しかし、これらの効果は「初めからわかっていた訳ではない」と中田氏は説明する。

例えば美肌効果については「水で包まれているといっても、『ナノイー』はナノサイズと小さいため、実は空気中に放出される水分量は意外と少ない。ですので『ナノイー』にあたると肌の保湿効果があるとは考えもしなかったのですが、実験してみると、なぜか肌の水分量が上がる。そこで色々と調べていった結果、皮脂と『ナノイー』が馴染んだ結果、肌の水分の蒸発を防ぐことが明らかになったのです」(中田氏)ということだ。

そう考えると「ナノイー」には、いまだ分かっていない効果があるのかも知れない。中田氏も「常にそのような気持ちを持って、開発に望んでいる」という。

さて、「ナノイー」の今後について、有村氏は「現在、中国におけるPM2.5などの問題もありますが、今後産業が活発になっていく地域では空気リスクが高まることが予想されます。そのような中で、安心して生活できる社会を作るためにも、『ナノイー』の性能を高めていきます。そして、我々は開発者の自己満足ではなく、お客様のニーズにしっかりと目を向けて、技術開発に取り組んでいきたいと考えています」と語る。

具体的な目標として「2018年度に年間1,000万台のデバイスの販売を目指している」(秋定氏)というが、それはさほど難しいことではなさそうだ。

秋定氏が「その導入は、自動車やエレベーター、住宅などにも広がっています」と強調するように、現在「ナノイー」の用途は、もはや自社製品に限ったものではないからである。

そして、採用企業が増えているのは、その性能の高さが認められている証しだ。例えば、2015年に導入されたJR東日本の山手線新型車両(先行量産車)にも採用されているが、これは「ナノイー」同様に空質改善を謳う他社製品と比べて、ドアの開閉の頻度が高く乗車人数も多い通勤電車内でも、OHラジカルが長時間留まることが評価された結果だという。

過酷な環境下でも、空気を健康・健全にする効果が様々な企業に認められ、活用が拡大している「ナノイー」技術。その効果が家庭環境においても有効なのは言うまでもないだろう。

エオリアが見つめるのは、快適や省エネの先にある「健康」。
たとえば、呼吸する空気のすこやかさ。
もっともっと気づかうことができる。
そして、からだにふれる温度のすこやかさ。
エアコンは、家族一人ひとりに快適な温度に
家族の健康を願い、水や食べ物を選ぶように。
これからは、「空気」も選ぶ時代へ。
Eolia<エオリア>誕生。

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