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「忙しい」「面倒」…現代人の声に応える エアコン自身が清潔を保つ「オートクリーンシステム」

意外と知らないエアコンの秘密⑦
「忙しい」「面倒」…現代人の声に応える エアコン自身が清潔を保つ「オートクリーンシステム」

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2017.05.31

(文/麻宮しま)

高温多湿の日本でエアコンを快適に使用するには、本体の清潔さを保つための手入れやメンテナンスは欠かせない。しかし、家庭での掃除や手入れに苦手意識を持つ方も多いのではないだろうか。パナソニックの「エオリア」には、エアコンを自動で清潔に保つためのいろいろな機能――「オートクリーンシステム」が備わっている。梅雨時はもちろん、1年中、さまざまなシーンで発揮されるその仕組みについて、くわしくお伝えする。

「オートクリーンシステム」で梅雨時もカビやニオイと無縁に

パナソニック「エオリア」の「オートクリーンシステム」は、エアコンの清潔さを保つためのさまざまな機能と仕様の総称である。これまで紹介してきた「ナノイーX(本連載第1回参照)」「フィルターお掃除ロボット(本連載第4回参照)」を含め、以下の7つがある。

●清潔仕様
①「Ag+除菌」フィルター
②親水コーティング/においカット機能
③防汚・防カビコーティング

●清潔機能
④ナノイー X
⑤フィルターお掃除ロボット
⑥内部クリーン
⑦カビみはり

「エアコンは部屋の温度を調節するだけでなく、空気をきれいに保ち快適な空間を作る機能がある。そのためにはエアコンの内部も清潔に保たなければならない」ということは、パナソニックの長年の基本認識だった。

パナソニック株式会社
アプライアンス社
エアコンカンパニー エアコン事業部
本体要素開発部 本体要素開発課
主任技師 久保次雄氏

家庭でできるエアコンの手入れといえば、主にフィルター掃除である。パナソニック株式会社のエアコン事業部で開発に携わる久保次雄氏によれば、メーカーとしては「2週間に1度のフィルター掃除」を理想とするが、ユーザーからは「忙しいし面倒だから、頻繁にはできない」という声が多かったという。そこでユーザーの手間を大幅に削減するために「フィルターお掃除ロボット(本連載第4回参照)」を搭載し、累積24時間以上運転したら自動でフィルターがホコリを除去する機能を付けた。

このように「エオリア」が進化し、清潔を保つ機能が「オートクリーンシステム」として結実するまでの背景には、ユーザーの住宅事情やライフスタイルの変化、それらに伴うニーズの多様化がある。 自然に湿度調節しやすい土壁の家から、高気密・高断熱構造の集合住宅が主流となり、単身世帯や共働き家庭が増えて日中人がおらず閉め切った状態が長く続く。いずれも空気の対流が起こりにくく、湿気が溜まり、カビやニオイの発生しやすい環境だ。

そこで活躍するのが、エアコン内の温度や湿度を計測し、人がいないなど諸条件を満たす状態が12時間続くと、自動で内部を高温加熱・乾燥(「内部クリーン」)させる「カビみはり」である。エアコンからの気になるニオイの原因のひとつが、長期運転停止中に内部で繁殖したカビだ。「カビみはり(※1)」機能を設定しておけば、エアコンを使わないシーズンオフや旅行などで不在にしている間も安心できる。

6~9月頃の梅雨や秋雨の時期以外にも、冷暖房・除湿運転を行った後は空間内に水分が増え、湿度が上がるため、カビやニオイが発生しやすい。

エアコン運転後、内部に「ナノイー」をたっぷり充満させ、さらに、高温加熱・乾燥させる「内部クリーン」は、通常時も冷暖・除湿運転後に作動する。これにより、日頃からカビやニオイを防ぐことができ(※2)、手入れもグンと楽になるのだ。

エアコン内部を40度以上でしっかり加熱・送風することでカビの成長を抑える。(※3)

「内部クリーン」「ナノイーX」機能でフィルターを除菌(※5)することで、カビの元となる菌糸の発芽を抑制(※5)する。エアコンからの送風に含まれるカビ菌数が大きく減少することからも、その効果がうかがえる。

また、ニオイといえば、特に梅雨時はエアコン本体に加えて部屋の生活臭も気になるところ。「ナノイーX(本連載第1回参照)」で見えない空気の汚れまで抑制することで、梅雨時の「部屋干しした洗濯物の生乾き臭」から「タバコ臭」や「ペット臭」、「汗臭」、「焼き肉などの調理臭」まで素早く脱臭できる。(※7)

エアコンを清潔に保つための仕様にも、こだわりが見られる。エアコンの基本構造である3か所(フィルター、熱交換器、送風ファン)に、そもそも汚れが付きにくい、付いても落としやすくするための工夫が施されているのだ。

まず、銀イオン(Ag+)がコーティングされた「『Ag+除菌(※8)』フィルター」を採用。フィルタ―表面に付着しがちなホコリを除菌(※8)する。

その内側にある熱交換器(アルミフィン)には「親水コーティング」が施され、冷房や除湿運転時に発生した水を素早く払い落として湿気を防ぐ。(※9)運転開始時には熱交換器を水で濡らしてニオイの元を洗い流してから送風を始める「においカット機能」により、立ち上がりのニオイを抑止する。

さらにその内側にある、ホコリの付きやすい送風ファンには「防汚・防カビ(※10)コーティング」を施すことで、カビを生えにくくしてきれいな状態をキープする。

冷房・除湿運転時には、空気を冷やす熱交換器に必ず結露(ドレン水)が発生する。あらかじめコーティングすることで、パーツに付着した水がすぐに排水溝へと流れ落ちる仕組み。

いずれも日々忙しいユーザーがメンテナンスしにくい・できないエアコン内部を自動で清潔に保ってくれる、至れり尽くせりの機能・仕様と言えるだろう。

※1:【試験機関】環境生物学研究所【試験方法】環境試験室(39m3)での試験。 エアコン内部にカビセンサーを設置。室温25℃、湿度70%で、冷房運転を3時間運転した後に、 カビみはり有無の条件において、1週間後のカビセンサーの菌糸長を比較【防カビの方法】内部 クリーン運転を12時間ごとに動作【対象】エアコン内部に付着したカビ【試験結果】カビ菌糸 の発芽なし(No.140703)
※2:(熱交換器(アルミフィン)/送風ファン/送風路)
※3:【試験機関】環境生物学研究所【試験方法】環境試験室(約6畳)において、冷房運転を1日2時間、 4日間実施し、カビセンサーの菌糸長を比較【抑制の方法】エアコン内部の加熱と乾燥【対象】 エアコン内部に付着したカビ【試験結果】カビ菌糸の成長抑制効果あり(No.141104)
※4:消費電力54.9Wh、1回あたりの電気代1.48円。新電力料金めやす単価27円/kWh(税込)で計算。 ご使用条件等により変わることがあります。
※5:パナソニック調べ。実使用空間での実証効果ではありません。効果は使用環境により異なる場合があります。 〈カビ〉【試験機関】環境生物学研究所【試験方法】環境試験室(39m3)での試験。フィルターに カビセンサーを設置。室温25℃、湿度70%で、「内部クリーン」、「ナノイー」の設定有無の条件で、 冷房運転・停止を7日間実施し、カビセンサーの菌糸長を比較【抑制の方法】「内部クリーン」、 「ナノイー」設定時【対象】フィルターに付着したカビ【試験結果】カビ菌糸の成長抑制効果あり (No.160501)。〈菌〉【試験依頼先】(一財)日本食品分析センター【試験方法】環境試験室(39m3) での試験。室温25℃、湿度70%。冷房運転を2時間以上行い、停止した後、フィルターに菌を付着させ、 「内部クリーン」、「ナノイー」の設定有無の条件で、菌数を測定【抑制の方法】「内部クリーン」、 「ナノイー」設定時【対象】フィルター試験片に付着した菌【試験結果】内部クリーン運転なしに対して、 99%以上抑制(2016年5月9日、第16031374001-0101号)
※6:パナソニック調べ。実使用空間での実証効果ではありません。効果は使環境により異なる場合があります。 【試験機関】(一財)日本食品分析センター【試験方法】同一条件空間での比較試験。室温約27℃、湿度 約70%、カビが生育しやすい条件で15日間、冷房運転を8時間/日実施。「内部クリーン」、「ナノイー」、 「カビみはり」、「フィルターお掃除」の設定有無で、冷房運転開始直後の吹き出す風を採取。風に含ま れる浮遊カビ菌数を比較【抑制の方法】「内部クリーン」、「ナノイー」、「カビみはり」、「フィルター お掃除」設定時【試験結果】カビ数を低減(設定有=10個/m3、設定無=26,280個/m3)(2016年 10月31日、第16117119001-0101号)。
※7:(脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気、繊維の種類によって異なります。)
※8:パナソニック調べ。実使用空間での実証効果ではありません。効果は使用環境により異なる場合があります。 【試験機関】(一財)ボーケン品質評価機構【試験方法】JIS L 1902定量試験(菌液吸収法)に基づく 【抗菌の方法】フィルターの銀系抗菌剤による抗菌【対象】フィルターに付着した菌【試験結果】抗菌処理 なしに対して、99%以上抑制(試験番号20214026404-1)。(試験は、2種類のみの菌で実施)
※9:油汚れが多い環境等でご使用になる場合は、別途熱交換器の洗浄が必要になる場合があります。
※10:【試験機関】(一財)ボーケン品質評価機構【試験方法】JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法(プラスチック製品 の試験A法)準拠【試験対象】5種の試験カビ(JIS規定の菌株)を供試(クロコウジカビ・アオカビ・ペシロ マイセス・トリコデルマ・ケタマカビ)【試験結果】かび抵抗性表示が0(ゼロ)であり、かつ「塗装なし」 と比較して1以上低くなったことを確認(試験番号213250188-1)