空気予報 空気の未来を考えよう
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「忙しい」「面倒」…現代人の声に応える エアコン自身が清潔を保つ「オートクリーンシステム」

意外と知らないエアコンの秘密⑦
「忙しい」「面倒」…現代人の声に応える エアコン自身が清潔を保つ「オートクリーンシステム」

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2017.05.31

(文/麻宮しま)

空気の調整だけでなく空気の「質」自体を向上させるシステム

これらエアコンの清潔を保つための機能や仕様が生まれるまでには、カビという“生物”相手ならではの苦労があったと久保氏は語る。

「カビの検証実験では、バイオハザード(外部へ漏れることで引き起こされる災害)などを防ぐために、厳格な基準の環境設備や手順が必要です。空気中にもカビは存在しますから、コンタミネーション(他の物質が混入してしまうこと)などにも細心の注意を払わなければなりません。ですが、一番苦労したのはスケジュールでしょうか。カビは私たちの都合に合わせて繁殖してはくれませんから(笑)、実験によっては数カ月単位で時間がかかりました」

商品開発において、スピードは重要な要素である。その時々のユーザーのニーズをくみ取り、迅速な商品開発を進めるため、日頃から様々な実験を行いデータを蓄積していたのが大きな助けとなったという。

また、技術的な課題以外に重視したのが、「いかにユーザーが違和感を覚えずスムーズに使いこなせるか」という観点だ。たとえば「カビみはり」なら、「いくら自動設定してあるとはいえ、部屋でくつろいでいる時に突然エアコンが内部掃除を始めたら、お客様は瞬間的に混乱してしまいます。そこで人感センサー制御機能を活用し、部屋に“人の気配”がない時に作動するようにしました」と、久保氏は説明する。不在時に作動する設定なら、在宅時に手動で冷暖・除湿など別の機能を使用する際の妨げにもならない。

他にも「においカット機能」を例に挙げれば、「リモコンを操作して風が吹き出すまでに数分かかっていては、お客様が故障を疑い不安になる」という懸念から、運転開始の洗浄から送風が始まるまでにかかる時間を、開発当初から短縮し、改良を重ねている。

こうした細かい“心配り”は、時代により文化や生活が変化する中で、エアコンに求められる機能が多様化していることを受けてのものだ。

久保氏によれば、従来は「冷・暖」の温度調節ばかり意識されがちだったエアコンへのニーズが、近年の清潔・健康志向の高まりを受け、「冷・暖・快」と部屋の快適性や健康性の向上をも求める方向へシフトしつつあるという。空気を調整するだけでは飽き足らず、空気の「質」そのものを上げたいという要望である。

その「快」に応えるのが、防カビや脱臭といった、従来の観点からはプラスアルファに思える機能なのだ。冒頭で紹介したように、パナソニックはエアコン開発当初から、空気の温度調節のみならず、清浄で快適な空間を作るための機器と位置付けている。その目は、すでにこれから先のさらなる進化を見据えている。

久保氏によれば、今後は快適性や健康性の強化に加え、

「美」
 コンパクトでインテリアと調和する美しいデザイン
「スマート」
 「スマートHEMS」システムなどを活用し、家全体を遠隔で快適にコントロール
「エコ」
 より省エネで地球に負担をかけない

を追求していくという。すべてを満たす製品やシステムの誕生も、そう遠い未来の話ではないはずだ。

エオリアが見つめるのは、快適や省エネの先にある「健康」。
たとえば、呼吸する空気のすこやかさ。
もっともっと気づかうことができる。
そして、からだにふれる温度のすこやかさ。
エアコンは、家族一人ひとりに快適な温度に
家族の健康を願い、水や食べ物を選ぶように。
これからは、「空気」も選ぶ時代へ。
Eolia<エオリア>誕生。

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