空気予報 空気の未来を考えよう
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においが気になる時代体臭のメカニズム編

においが気になる時代
知っておきたい体臭のメカニズムとケア

2016.10.20

(文/安蔵靖志)

汗臭対策は「制汗」か「ボディーペーパーでケア」

汗臭の対策は当然お風呂に入ってきれいに洗うのは大前提だが、それ以外では制汗デオドラントスプレーなどを用いて「汗を抑える」か、ボディーペーパーなどを用いて拭くことだという。

「各社とも『汗を抑える』という製品を出していますが、基本的にはパウダー状のもので『汗腺をふさぐ』という仕組みです。『じわ汗』レベルなら抑えられるのですが、運動などで汗がドッと出ると抑えられません。ただし殺菌成分によって皮膚の上にいる細菌を消しているので、イヤなにおいを出さないためには役立ちます」(奥氏)

さらに、ボディーペーパーはかなり役立つという。

「ボディーペーパーは万能ですね。汗や皮脂を除去できますし、制汗デオドラント剤が入っているので汗も抑制できます。殺菌成分が入っていて皮膚の常在菌もやっつけられるので、汗が出てしまった後のにおいも除去できます。メントールが入っている『アイスタイプ』は冬に使うと寒くなりますが、本格的にケアしたいときはワキなども拭くと効果的です。夏は特によく売れますね。単純に涼しくなりたいから使うという人もいれば、眠気覚ましに使う人、シャワー代わりに使ってスッキリする人などさまざまです」

GATSBY(ギャッツビー)シリーズのボディーペーパーと、Lucidoシリーズ(無香料)のボディーペーパー。Lucidoシリーズはミドル脂臭対応のもので、頭皮を拭けるようになっているという

「髪の毛が長いと頭皮を拭くのは難しいですが、後頭部あたりなら大丈夫だと思います」(奥氏)

秋冬は「足回りのケア」も重要!

においケアは汗をかきやすい夏場が最も重要だが、厚着をして暖房が効いた電車に乗ることも多い冬場も必要になる。服を着込むために汗をかきやすいワキと、ブーツなどをはくことで蒸れやすい足のケアだ。足のにおいケアには誤解が多いと奥氏は語る。

「足のにおいの元は汗です。足のイヤなにおいが足の裏から出ていると思われている人が多いのですが、足の裏にはイヤなにおいが出てくる汗腺がほとんどなく、実は指の間なんです。指の間にデオドラント剤を塗り込むのが効果的ですし、足を拭く場合は足の裏ではなく、指の裏や指の間を拭かなければきっちりとケアができません。靴から足の裏ににおいが付くことはありますが、足の裏からにおいが出るということはないのです」(奥氏)

秋冬にお薦めのにおいケア製品は「ロールオンタイプ」と呼ばれる、肌に直接塗るタイプのものだそうだ。

「ボディーペーパーは涼しくなるため、秋冬には使いたくないという人は多く、直に塗るロールオンタイプのような年間を通して使えるものが人気になっています。オフィスや地下鉄などで暖房が効きすぎてワキ汗をかくことが多いため、秋冬はワキをケアする商品がすごく売れています。まずは女性が中心ですが、男性も秋から冬にかけてデオドラント市場が大きくなっています」(奥氏)

直接肌に塗る「ロールオンタイプ」の制汗デオドラント剤は年間を通して売れているという

昨今のにおいケア意識の高まりの中で、デオドラント商品のバリエーションもかなり広がっている。季節や場所によって使い分けて、周囲から「スメハラされている」と言われないように気をつけたいものだ。