空気予報 空気の未来を考えよう
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空気を香りでデザインする
香りのある暮らしで日常を楽しむ

2016.11.10

(文/佐藤俊郎)

香り上級者の人が増えている

かつて日本はなにも臭わない無臭であることを良しとし、欧米に比べると香り文化が遅れていた。ただ、次第に香りが身近なものとなり、同時に効能や機能面も注目されるようになったことで新たなウォンツやニーズも生まれている。既存の香りには飽き足らず、自分オリジナルの香りを楽しみたいという「香り上級者」の登場もそのひとつ。アットアロマではそうした上級者向けに、リアル店舗やウエブ上でオリジナルの香りが作れるサービスを行っている。

また、母の日や父の日、バレンタインなどに自分の思いや感謝を香りに込めて贈るギフトニーズも起こっている。アットアロマにはメッセージアロマというシリーズがあり、「あいしている」「おつかれさま」「がんばって」「おめでとう」「ありがとう」というメッセージに合う香りを提案している。「まるで香りを、香水感覚で楽しみ始めています」と武石さんは言う。

アロマ空間デザインのための各種スクールを開講するほか、基礎知識を学ぶ「第一回アロマ空間デザイン検定」を実施。入門書の『アロマ空間デザイン検定 公式テキスト』も出版

アロマの知識を高めたい人向けに、今年からスタートしたのが「アロマ空間デザイン検定」だ。これは空間をデザインするためのアロマの基礎知識を学び、毎日の生活空間に香りを取り入れ、より豊かな毎日を過ごしていくための検定。24種類のエッセンシャルオイルの特徴や、さまざまなシーンでの香りの選び方・取り入れ方が学べる。すでに9月に第1回の検定を実施したが、女性に混じって男性の姿もあったという。香りへの探求心は男性の間にも広がっているわけだ。「みなさん、いろんな香りを様々なシチュエーションで体験することで、鼻がどんどん肥えています。今後の香りの行く末がとても楽しみです」

香りは目に見ることができないが、空間をある特定のイメージに演出する。そして、その空間にたたずむ人たちのココロとカラダにしっかりと響いてくる。なんだかミステリアスなところは、「魔法の空気」と呼べるのかもしれない。

アットアロマ直営ストア「@aroma store jingumae」。オリジナルアロマが作れる「アロマオイルブレンダー」やduoなどでアロマ体験ができる。
東京都渋谷区神宮前6-23-4