空気予報 空気の未来を考えよう
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花粉の季節を乗り切る 空気清浄機の最新事情
最新空気清浄機 前編

2017.03.07

(文・佐保 圭)

パワフルな「気流」で、部屋に漂う花粉を掻き寄せる

パナソニック エコシステムズ
IAQビジネスユニット 技術部
空気清浄機開発課 課長の山田哲義氏

吹き出し口のルーバーの形状にも、工夫が凝らされている。以前のモデルでは、ルーバーからまっすぐ前方に風が吹き出されていた。しかし、せっかく吸い込み口の近くまで引き寄せてきた床上30cmの空気が、強力に吹き出された風に釣られる形で持ち上げられ、気流にわずかな乱れが生じて、一部の花粉を舞い上がらせていることが実験で明らかになった。

「そこで、両サイドに風を吹き出す『ダブルフロー気流』に進化させることで、空気清浄機に吸い込む気流の乱れを抑え、よりスムーズに花粉を吸い込むことができるようになりました」とパナソニック エコシステムズ(株)の山田哲義氏は胸を張った。

2本の気流を生み出す新形状のツインルーバーを搭載

外出先から帰宅したときや、窓を開けたとき、この強めの花粉撃退気流で一気に除去できるのは、花粉に悩む人にとっても、床上30cmが呼吸の範囲の乳児や幼児を持つ家庭にとっても、非常にありがたい機能だ。

ただ、井浦氏が「とにかく『花粉の除去スピード』を追求したモードですので、風の吹き出しと空気の吸い込みは強力になります」と説明するように、静音性は通常運転より下がってしまう。できることなら、このモードは実際に花粉が舞っているときだけにして、花粉がなくなり次第、通常の静かな運転に戻したい。

しかも、花粉は目に見えない。自分では気づかないうちに部屋に入り込んで空気を汚していたり、何かの理由で床から舞い上がったりした場合も、できるだけ早く、自動的に「新・花粉撃退モード」で花粉を除去したい。

そんな望みを解決してくれるのが、空気清浄機に搭載された最新のセンシング技術だ。

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