
奄美大島にEV充電スタンドをつくりたい——
私たちの呼びかけに日本全国84名の方からご賛同をいただき、
目標金額を達成いたしました。皆様に心より感謝申し上げます。
設置工事が無事に完了し、2022年3月20日に
寄贈のセレモニーが行われました。
2021年10月、ナショナル ジオグラフィック日本版「Real Tabi」プロジェクトはJeep協力のもと、奄美大島にEV充電スタンドをつくるためのクラウドファンディングを立ち上げました。きっかけは、Jeepとともに日本各地の自然や伝統文化、芸能を紹介している「Real Tabi」プロジェクトで奄美大島を訪ねたことでした。旅のパートナーとなったのは、世界自然遺産に登録された奄美大島にふさわしいプラグインハイブリッド車、Jeep Renegade Trailhawk 4xe(フォーバイイー)でした。しかし、奄美大島にはEV充電スタンドがなく、環境に配慮した次世代自動車の普及促進と奄美大島の自然を守るためにも早急なインフラ整備の必要性を実感し、クラウドファンディングを立ち上げました。

EV充電スタンドが設置されたのは、奄美大島の中南部西岸に位置する宇検村の宇検村活性化センター内です。宇検村は2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出実質ゼロを目指し、奄美の自然を未来へ繋いでいくための「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しています。温室効果ガスの人為的な発生削減を目指す一方で、その吸収源となるマングローブの植林にも取り組む宇検村にとって、EV充電スタンドの設置は重要な施策の一つでした。また、このスタンドは近い将来、産業廃棄物等を利用したバイオガスから発電された電力によってまかなわれることが計画され、直接的に二酸化炭素の排出量を減らすとともに、自然エネルギーを活用した持続的な町づくりに貢献します。



去る3月20日、宇検村のコミュニティラジオ局であるエフエムうけんが主催する「エフエムうけんまつり」が開催され、その中でEV充電スタンドが寄贈されました。「Real Tabi」プロジェクトを代表してStellantisジャパン株式会社でJeepのブランドマネージャーを務める新海宏樹氏から「この一台の充電器が宇検村のゼロカーボンシティ宣言を推し進める力となり、奄美大島の豊かな自然がいつまでも守り伝えられることを願います」とメッセージが寄せられ、宇検村の元山公知村長がクラウドファンディングの証であるステッカーをスタンドに貼付しました。
このEV充電スタンドは、奄美大島で暮らす人が日常的に使うことはもちろん、旅する人の誰でも自由に使用することができます。EVやプラグインハイブリッド車が奄美大島の生活の中でより身近なものになることで、二酸化炭素排出の量を持続的に削減し、大気汚染や地球温暖化の抑制に繋がることを目指していきます。



Jeepも現在、脱炭素社会の実現に向けての取り組みをビジョンとして掲げています。2025年までにはすべてのセグメントにおいて、ゼロエミッションの電動化された4xeモデルを投入する計画を発表するなど、電動化時代における新しいオフロードの楽しみ方を提案しています。
豊かな自然とともに暮らす奄美大島の人々と、自然を愛しアウトドアを楽しんできたJeep。今回のクラウドファンディングによるEV充電スタンドの設置は、同じ志を持つ両者にとっての、自然と共生する未来に向けた新たな一歩となることでしょう。

- サイズ(全長×全幅×全高):4,255×1,805×1,725mm
- エンジン:直列4気筒 マルチエア 16バルブ
インタークーラー付ターボ - 総排気量:1,331cc
- フロント&リアモーター:交流同期電動機
- システム最高出力:239ps(エンジン:179ps/5,750rpm [ECE]
+モーター:60ps) - EV走行換算距離(WLTCモード)
〈等価EVレンジ、参考値〉:52.0km - 駆動方式:4輪駆動
- トランスミッション:電子制御式6速オートマチック
- 全国メーカー希望小売価格:5,550,000円(税込)
※記載の価格は2022年4月25日現在のものです。
※車両の撮影は特別に許可を得て行っています。
商品に関するお問い合わせは、Stellantisジャパン株式会社まで
ジープフリーコール:0120-712-812(9:00〜21:00 無休)