国内バイオシミラー市場の現状と課題
-日本の市場はサステナブルか?-
欧州の生物学的製剤の学会等では、バイオシミラー市場の持続可能性への関心が高まっている。その中で、Biosimilar Void(バイオシミラーの空白地帯)と呼ばれる課題が取り沙汰されている。これは、市場を独占してきた先行バイオ医薬品(以下、先行品)のバイオシミラーが、投資コストや規制などを理由に開発されない例が増えている現状を意味する。一方、先行品19品目に対するバイオシミラーが41製品と、欧米に比べて極端に少ない日本市場ではBiosimilar Void以前に、欧米で汎用されるバイオシミラーが導入されないドラッグロスの状態にある。その背景として日本のバイオシミラー市場での規制や価格制度等の不確実性が考えられる。そこで、規制の明確化、薬価の安定化、新たな目標の設定、フォーミュラリへの導入、インセンティブの拡充などを提案する。それがバイオシミラー市場の魅力度を高め、持続可能性につながると考える。









