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WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS 2015 受賞者 Interview BTジャパン株式会社 代表取締役社長 日本経済団体連合会 審議委員会副議長 吉田 晴乃さん“常識なんかに囚われず、心の声や直感を信じて己の道を拓いてほしい”
プロフィール

1964年東京生まれ。慶應義塾大学卒業。3年間の闘病生活を経てモトローラ日本法人に就職。カナダの通信会社やNYのNTTアメリカ、NTTコミュニケーションズなどを経て、2012年現職。6月から経団連審議員会副議長に就任。

魔性の光に導かれて新天地を求め続けた

 ロンドンから舞い戻ったその足で、授賞式に駆けつけた吉田さん。その忙しさを微塵も感じさせない、キリリとした姿が印象的だ。

 「ビジネス界で活躍するすべての女性にとって励みとなるアワード。今回は私が代表してお預かりさせていただきますが、これはみんなで勝ち取った賞だと考えています」

 6月からは経団連審議員会副議長に、女性で初めて就任した。

 「副議長へのご指名は、まさに青天の霹靂。とはいえ、女性の社会進出支援の機運が高まるなか、これを逃す手はない。この時代に生まれた女性として、また後に続く女性のためにもお引き受けしようと思いました。私らしく、楽しんでお役目を果たさせていただきます」

 ここまでの道のりは、決して平坦ではなかった。大学卒業間際に3年間の闘病生活を余儀なくされ、新卒入社の機会を逃した。それでも国際的な仕事をしたいという思いから通信業界に飛び込み、やがてその舞台はカナダ、アメリカへ。信念と情熱に従い、道なき道をブルドーザーのように突き進んできた。

 「それはもう魔性の光に誘われるようにがむしゃらに(笑)。そうして気づいたら、ある日スコンと新しい地平が開けた。で、そこでひとがんばりすると、また次の成功体験を求めて新天地へ。ひとつのところに安住していられない性分なんですね」

女性同士の固い絆で経済外交の輪を広げたい

 吉田さんには、原体験と呼べる風景がある。それは飛行機の窓から眺めたマンハッタンの夕景。キャリアを成功させたカナダを飛び出し、初めてニューヨークに降り立ったときのことだ。

 「幼い娘を連れて、これからは誰にも頼らず仕事も人生も切り拓いていかなければ。そんな気負いと不安が、街の灯をひときわ美しく見せてくれたんでしょうね。あのときのギリギリの感覚は、今でも自分を奮起させてくれます」

 リスクを冒してでも心の声に従う。それが正しいのだと、最初に教えてくれたのがこの決断だった。

 「だから、みなさんも自分の直感力を信じてほしい。突拍子もないアイデアでも、それが道を拓くきっかけやイノベーションにつながることもある。常識に囚われて、発想にブレーキをかけちゃダメです」

 まさかと思うことが実現する例はいくらでもある。経団連女性副議長の誕生やウーマノミクスの潮流も、ひと昔前は考えられなかった。

 「マイノリティーであるが故に、ビジネスウーマン同士の国際的な絆は固い。今考えているのは、女性の経済外交の輪を広げていくこと。そのためにも、率先して日本のよさを世界に伝えていきたいですね」

2015 受賞者 Interview 真矢ミキさん
2015 受賞者 Interview 吉田 晴乃さん
WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS 2015 受賞式

協力

セイコーウオッチ株式会社

http://www.seiko-watch.co.jp/gs/


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