TOP

どうして凝りは起こるの? しつこい肩こりの原因を教えて!

どうして凝りは起こるの? しつこい肩こりの原因を教えて!

どうして凝りは起こるの? しつこい肩こりの原因を教えて!

2017.09.28

渡辺満樹子=ライター
三弓素青=イラスト(図版)

凝りを防ぐためにはどうしたらいい?

そんな負のスパイラルから抜け出すには、どうしたらよいのだろうか?「凝りをそのままにしておくと、筋肉を構成するコラーゲンがその状態のまま硬くなり、筋肉の動きを阻害してしまう。日ごろからストレッチやマッサージなどを取り入れて、筋肉を意識的にゆるめる動きをすることが大切」と坂井さん。

まずは日常生活をチェックし、負担のかかりやすい悪い姿勢を改善したり、運動や入浴などで体を温め、血流を良くするなどの工夫をすることが大切だ。

ただし、長引く痛みやしびれがあるケースは、骨の疾患の場合もあるので注意が必要だ。「例えば『頚椎症(けいついしょう)』は加齢、骨のズレ、変形などが原因で神経が圧迫されて、首や肩に痛みが生じる。ほかにも、関節や筋肉が神経や血管を圧迫して腕にしびれなどが起こる『胸郭出口症候群』、首の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たす椎間板が押し出され、神経を圧迫して痛みが起こる『頚椎椎間板ヘルニア』などの疾患も増えている。長引く痛みがあるときは、早めに整形外科の受診やカイロプラクティック治療を」(KIZUカイロプラクティックグループ代表院長の木津直昭さん)。

次回からは血流アップ術やエクササイズなど、具体的な肩こりの解消法をご紹介します。

プロフィール

順天堂大学医学部解剖学・生体構造科学教授

坂井建雄さん

東京大学医学部卒業後、ハイデルベルク大学研究員、東京大学医学部助教授を経て1990年より現職。専門は、人体解剖学と医学の歴史、腎臓と血管系の細胞生物学。著書に『面白くて眠れなくなる解剖学』(PHP文庫)など、医学の専門書から一般向けまで幅広く手がける。

KIZUカイロプラクティックグループ代表院長

木津直昭さん

カイロプラクティック健康科学士(豪州)。日本では数少ないWHO基準カイロプラクターの一人。1992年、東京・日本橋で開業。PCやスマホによりゆがむ「マウス症候群」「スマホ症候群」研究の第一人者として、豊富な臨床経験に基づき新聞やテレビ等に多数出演。著書に『究極の座り方』(文響社)など多数。