WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS 2015 受賞者 Interview
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WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS 2015 受賞者 Interview 女優 真矢ミキさん
プロフィール

1964年広島生まれ。81年宝塚歌劇団入団。95年花組トップ就任。98年退団後は女優として映画、TV、舞台で活躍し、男女問わず幅広い層からの人気を集めている。今年3月からは朝の情報番組で初のMC役にも挑戦。

自分の感性が研ぎ澄まされ好奇心が刺激される喜び

 「転校の多かった小中学校時代も、スタートの遅かった宝塚時代もずっと劣等生でした。だから、今日はこんなに素敵な賞をいただけて、素直にうれしいです」と真矢さん。

 宝塚の男役トップスターから大女優へ。そして数々の「理想の上司」ランキングで上位を占める女性の、意外な素顔がそこにあった。

 「今も、情報番組というまったく新しい仕事に四苦八苦しているところ。今回の受賞に、ぽんと背中を押していただけた気がします」

 この3月からは、TBSの情報バラエティ番組「白熱ライブビビット」のMCを担当。毎日が新しい驚きの連続であるという。

 「セリフの用意されたお芝居と違って、生で情報を伝える仕事はその瞬間ごとに自分の感性が試される。役ではなく、私自身のフィルターを通してニュースをお届けすることがこんなにも奥深く、おもしろいものかと実感しています」

 いくつになっても、知的好奇心が刺激される喜び。その新鮮な感動は、必ずや次の役づくりの糧になると確信しているという。

 10代の頃、電車で見かけた茶色い制服に憧れて、宝塚音楽学校に入学。そこから導かれるようにいくつもの扉が開かれ、今がある。

 「もう半世紀も生きてますので(笑)、人生の転機と呼べるものは数回あります。宝塚の入団・退団もそうだし、結婚、今回のMC役も然り。思いも寄らないことが、自分に起こっていく。そういうとき、私はあえて流れに身を任せるようにしているんです」

 あるがままに楽しむこと。それが仕事の、そして人生の信条であるという。

 「もちろん、そこに至るまでの努力はします。誠心誠意やれるだけのことをやったら、あとは結果を求めない。人事を尽くして天命を待つ、の境地ですね」

 その過程で壁にぶつかることは何度もある。そんなときは、「壁ではなく、上り坂なんだ」と思うようにしているという。

 「壁を打ち破るのは大変だけど、坂道なら少しずつ確実に上っていける。ツライと思える坂ほど角度が険しいわけだから、上り切ったらより高い山頂に行けるわけでしょ? 私はそうやって乗り切ってきた。モノは考えようなんです」

 今目指しているのは、役者としてさらに高みに上がること。

 「役者は演じることで人様の人生を体験させていただく責任ある仕事。それに恥じぬよう自分をもっと磨かなければ。なってみるとわかるけど、50代は"多感な年"。いろんなものを見て、知って、探求しながら今日も坂道を上ってます」


協力

セイコーウオッチ株式会社

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