5月20日、第3回ウイメン・オブ・エクセレンス・アワーズ授賞式が開催された。会場には、発表の瞬間を心待ちにする来場者やプレスが詰めかけていた。

開会を告げる音楽とともに、主催者や選考委員が登壇。続いて、協賛のセイコーウオッチ代表取締役会長兼CEOの服部真二氏がアワードに寄せる思いを表明した。

「1960年に国産腕時計の最高峰として誕生したグランドセイコーは、今年から独立したブランドとしてさらなる高みを目指します。グローバルに活躍される女性の皆さまに向けて、レディスモデルも拡充。匠の技を駆使した時計が、本日受賞されるお二人により美しい輝きをもたらすことを願っています」

受賞者選考のポイントは、「あくなき探求、挑戦を続ける仕事ぶり」「長年の功績や至高の技芸」「新たな道を拓いた先進性や後進育成への尽力」「知性と研鑽により内から輝く魅力」の4点。日経ウーマンオンラインの読者アンケートをもとに候補者を絞り込み、選考委員会での協議を経て、「ビジネス部門」「スペシャリスト部門」の各1名が選出された。

受賞にふさわしい 多彩な活躍ぶりに喝采

会場にドラムが鳴り響き、いよいよ受賞者の発表へ──。ビジネス部門に選ばれたのは、写真家・映画監督の蜷川実花さん。スペシャリスト部門は、女優の木村佳乃さんが受賞。お二人の名が読み上げられた瞬間、会場は大きなどよめきと拍手に包まれた。

お子さんの運動会に出てから駆けつけたという蜷川さんは、「子育てと仕事に追われる毎日に、こんなご褒美のような賞をいただけてうれしいです」とあいさつ。

黒のパンツドレスに身を包んだ木村さんは、装いにぴったりな副賞のグランドセイコーを手に、「素敵な賞と美しい時計をいただき、光栄です。明日から早速使います」と笑顔を見せた。

審査員を務めた松永真理さんは、お二人を「ダイバーシティを体現する女性」とたたえる。

「多彩な分野で活躍し、妻であり母でもある。これからは育児と仕事の両立というより、マルチな役割をどうマネジメントするかにその人らしさが表れる時代。お二人はまさにそんな時代のロールモデルといえます」

ロート製薬株式会社 社外取締役 松永真理事務所代表 松永 真理さん
ロート製薬株式会社 社外取締役 松永真理事務所代表 松永 真理さん
事も育児も望んだこと 両方あるから楽しい

授賞式後のトークショーでは、お二人の仕事への情熱やマネジメント術についても語られた。

育児とのバランスについて質問された木村さんは、「撮影のない日は子どもに付きっきりで過ごします。とはいえ、絵本の読み聞かせなどでせりふを覚える時間がないので、移動中に集中したり。時間の使い方はガラリと変わりましたね」。

一方、蜷川さんは、「バランスを取る余裕もないのが現実」と、今日もお子さんを楽屋に連れてきていることを明かした。

「ただ、仕事で辛いときは子どもが、育児が大変なときは仕事が助けてくれるので、好循環にはなっていますね」(蜷川さん)

「仕事も出産も自分が望んだから、大変だけど癒やされることも多いですよね」(木村さん)

「本当にそう。2つがパズルみたいにせめぎ合っている毎日だけど、それが幸せ」(蜷川さん)

そんなお二人から、最後にこんな一言が贈られた。

「夢を持って働くのは楽しい。やりたいことをやれている人間として、そのことを声を大にして伝えていきたい」(蜷川さん)

「せっかく今を生きているのだから、仕事も育児も自分のことも、精いっぱい全力で楽しんでいきたいと思います」(木村さん)

力強いメッセージに、会場からは賛同の拍手が鳴り響いた。

会場Photo

トークショーでは、お二人の仕事への思いや育児とのバランスの取り方、とっておきのストレス解消法などを披露。働く女性たちに勇気と元気を与えてくれた。