挑戦し続ける姿勢が原動力となり輝く

 「私がオバさんになっても」や「ザ・ミーハー」「雨」など、独自の世界観を持つ歌詞が幅広い世代の女性の共感を得て、数々のヒット曲を世に送りだしてきた森高さん。結婚・出産の育児期間を経て、2012年にはライブ活動も再開。セルフカバーした曲も再び注目を浴びている。

 「デビューは高校生の時のコンテストがきっかけ。ライブや楽曲制作では自分らしさをいかに表現するかということを意識しながらやっていました。デビュー当時は何も分からないままこの世界に入ったので、一つひとつ集めて自分のものにしてきた感じですね」と森高さん。

 等身大の自分が感じたことを歌詞にのせ、自らピアノやギターなど楽器の演奏もこなすヒットメーカー。そんな順風満帆に思える彼女でも、壁にぶつかったことがある。

 「25歳の時に顎関節症で全国ツアーをキャンセルした時は落ち込みました。けれど、長時間の仕事は無理でも、TVやラジオなど短時間の仕事なら続けられると、発想を転換し、前向きに捉えることにしたんです。諦めずにその時できる範囲の仕事をやっていたからこそ、今も続けられているんだと思います」と森高さんは当時を振り返った。

 諦めずにその時できることをすることが、継続の決め手になる。そのことを、彼女自身の生き方が示している。
 「未経験のお仕事でも自分を選んでいただけるのはうれしいことと思い、チャレンジしています。いい刺激にもなるし、うまくいかなかったりすることもあるけれど、それで見えてくることもある」と森高さん。

 臆せず、常に挑戦し続けるその姿勢は彼女自身の原動力でもあり、周囲に対して飛躍を後押ししたいと思わせる魅力にもなっているに違いない。

家庭と仕事の両立で第一線に復帰

 2012年の25周年を機に、マイペースを守りながら徐々に活動を広げて来た森高さん。「もともと歌うことが大好きなので、ライブで歌いたいという気持ちが芽生えました。子育てがひと段落した時期とも重なり、今だ」と感じたそう。「夫や子どもに相談したら、家事も手伝えるところはするし、自分がやりたいことをやってみたら」と応援が得られ、スムーズに再スタートを切ることができた。

 「どんな人でも仕事と家庭の両立は難しいと感じることがあると思います。けれど、自分だけが必死に踏ん張っていたら何もかも楽しくなくなってしまいます。家族に協力をあおぎ、時々は自分にご褒美をあげる。仕事も子育ても楽しみながらやってきたからこそ、両立してこられたのだと思います」


協力

セイコーウオッチ株式会社

www.grand-seiko.com